米粉ってご存じでしょうか？

うるち米を小麦粉状に製粉したもので、最近はクッキーやケーキの他、パンの主材料としても使われていますね。

また、米粉を原料とする天ぷら粉やホットケーキミックス粉など、おうちで使える粉類も市販され、日本の米の良さを見直す新食材として注目されています。

お米には、私たちが白ご飯として食べている「うるち米」と、お餅やおこわに使われる「もち米」がありますね。

それと同様に、現在流通している米の粉もざっくり分類すると、うるち米を加工した粉ともち米を原料としたものの2種類があります。

そのうち、うるち米を加工したものが「米粉」になります。

一方、もち米を原料とする粉には白玉粉や餅粉などがあります。

うるち米の粉は、古くから「上新粉」と呼ばれ、料理やお菓子に使われていました。

近年は製粉技術が上がり、上新粉よりもきめの細かい粉や、加熱した米を加工したα化米粉などが登場し、お菓子などに用いてもおいしく仕上がるようになったんですね。

ちなみに、一般に流通している「だんご粉」はもち米とうるち米がブレンドされ、もちもち感と歯切れの良さの両方が味わえるようになっています。

〇天ぷらやから揚げの衣に→べたつかない、からりと仕上がる、カロリーが低い。

〇カレーやポタージュのとろみづけ→米粉を水で溶かし、とろみをつけたい液体に加熱しながら混ぜるだけ。

〇お菓子レシピの小麦粉の分量を、10～20％ほど引いて米粉に置き換える→ケーキはしっとり・ふわふわ。クッキーはサクサクに。

現在、さまざまな米粉が売られていますが、商品により吸水しやすくどっしり感のあるもの、吸水率が低くふんわり仕上がる粉など、それぞれ特徴があるようです。

いろいろな粉を試してみて、お気に入りを見つけるのも楽しいですね。