グルメ
早朝から元気をくれる大社駅前のカフェ<koharu>出雲
出雲大社参道沿いに2022年11月末オープン。
早朝から開いているとあって、観光客はもちろん地元客の来店も多い。
評判のベーコンエッグトースト(750円、写真)は、甘めの厚切り食パンにポーチドエッグとベーコンをのせ、チーズを惜しげもなくトッピングしたもの。とろとろの卵黄とチーズがモチモチ甘い食パンとよく合い、至福の食べ心地。
お昼はパスタやチキン南蛮、カフェタイムには焼きたてワッフルも。地酒や市内工房のガラス器などお土産ものも選べる。
分厚くカットされた食パンに、厚めのベーコン、ぷるぷるのポーチドエッグをのせ、仕上げにステッペンチーズなど3種類がミックスされたシュレッドチーズを贅沢にトッピングしたらコンベクションオーブンへ。
食欲を誘うこんがりした焼き目にナイフを入れれば、とろけるチーズの下からソース代わりに卵黄が流れ出す。
チーズやベーコンの塩気とパンの甘み、それらをまろやかにつなぐ卵、サクサクと香ばしいパンの耳…三位一体のおいしさを心行くまで堪能してほしい。
ランチには大山鶏のチキン南蛮プレート(ごはん、サラダ、スープ付き1,200円)など、ボリュームのあるメニューも。
野菜や卵といった食材は、鮮度がよく農薬を使わない県内産のものにこだわって用意している。チョコバナナワッフル(750円)。
ワッフルはモーニングのセットメニューでも食べられるが、午後のティータイムに出すものとは生地を変えているという。
「朝のワッフルは一日の活力になりますから、もっちりどっしりしたものを。午後のワッフルは、お昼も済ませて召し上がる方も多いことから、さっくりあっさりした生地にしています」
気づきにくいところにひと手間をかける、きめ細やかな気遣いがありがたい。
カフェスペースはカウンターと奥のテーブル席に分かれており、間の中庭からはたっぷりの陽光が降り注ぐ。
白い壁と木目が優しく、居心地はバツグン。
欄間や窓に配された組子細工が目を引く物販スペース。
「出雲富士」「池月」「多伎BREWERY」といった地酒や、出雲市の「ガラス工房 Izumo」の作品、店内装飾を手掛けた「吉原木工所」の組子コースター、自然や神々など出雲のエッセンスを化粧品などに落とし込む「ANDIZUMO」のネイルなど、目の肥えた大人にすすめたい雑貨を扱う。
もともと大社エリアで飲食店に携わってきた、オーナーの永見 馨さん。
観光地でありながらシャッターの閉まった店も多い神門通りに活気をとりもどそうと、カフェだけでなくモーニングも提供できる同店をオープンさせた。
「観光バスや、始発の電車が着くのが6時半前なんです。朝早くから訪れた人を、あったかい食事で迎えて送り出してあげたい」
パンのメニューなどはテイクアウトにも対応。散策のお供にアツアツのトースト…が大社の新しいトレンドになるかも♪