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【雲南市】<たなべのたまごかけご飯 金ちゃん亭>ブランド卵の美味をシンプルに味わう!

鶏の飼育環境や飼料にこだわりぬいた、たなべ森の鶏舎「彩り天佑卵」のおいしさを味わう新店。

おすすめは新鮮な卵を、吉田町産の炊き立てご飯、奥出雲の老舗・井上醤油店に特注したあご出汁醤油でいただく幸せのたまごかけご飯セットだが、卵2個を惜しげもなく使った親子丼セット(みそ汁・漬け物付き880円、写真)も捨てがたい。

 

溶き加減や火入れに気を配った卵はふわトロで、下味がしみ込んだぷりぷりの鶏肉も絶妙な食感。

使用しているお米は、吉田町・木村有機農園の特別栽培米コシヒカリ。

もっちりとした食感と甘みが特徴の炊き立てご飯が受け止める至高の一杯…甘口の味付けで、子どもから年配まで好まれそう。

家庭で作ると肉が硬くなったり卵が固まりすぎたりと、火加減が難しいメニューだ。

素材を生かす腕があってこそ…しっかり技術指導を受けたという厨房のスタッフにも拍手を送りたい。

 

筆頭メニューの幸せのたまごかけご飯セット(みそ汁・海苔・漬け物付き500円。平日は11時まで390円)も外したくない。

卵そのものの味がわかる最もシンプルな食べ方なだけに、自負が伝わる。

井上醤油店が実際に卵を試食したうえで「これを引き立てる味を」と作り上げた、あご出汁醤油との相性もぜひ確かめてほしい。

 

このほかカレー丼幸せの黄身のせセットや、規格外の3Lサイズを使用した半熟卵天をのせたとろたま天丼セットなど品書きは多彩。

チキン南蛮セットはタルタルソースに卵を使用している。

 

親子丼、カレー丼(黄身のせなし)、とろ玉天はテイクアウトもOK。

 

全メニュー、使っているのはたなべ森の鶏舎の「彩り天佑卵」。

ひろびろとした鶏舎で平飼いされた鶏は、栄養たっぷりのオリジナル飼料を食べて元気いっぱい!

同店では、殻の色が薄い・模様があるなどを理由に正規品から外れたものを主に使用している。

「パック商品に入っているのは厳しい選別をクリアした卵ですが、当然見た目や大きさで選り分けられるものがあります。でも“規格外”というだけで、中身の品質は同じなんです」と部長の太田竜也さん。

SDGsに則したコンセプト性にも共感できる。

 

「従来プリンやバウムクーヘンといったスイーツ商品を展開していましたが、食事メニューを提供する直営店は初めて。
卵そのもののおいしさをダイレクトに味わってもらえる、念願のお店です」

と胸を張る太田さんをはじめ、スタッフ一人一人が自社製品に自信と愛情をもっているのがわかる。

「たなべのたまごは白身もおいしいんですよ。ゆで卵にすると白身もぷりぷりで香りもいいんです!」

食べた後だけに説得力も一味違う…お土産はキマリだ。

 

店内はカウンターとテーブルで11席ほど。

安来市の木工作家・大谷俊行さんとコラボした店内は、色や木目の美しさに心が和む。

運営する「たなべたたらの里」の母体となる田部グループは、もともとたたら製鉄に端を発する“山”の会社で、“木”とは関わりが深い。

安来市伯太町で木工家具製作や木育事業を展開する「ton-ton」の大谷さんとは親交があり、今回のコラボにつながったそう。

雲南市に伝わる“金鶏伝説”にあやかったマスコットキャラクター「金ちゃん」と、そのいわれを記したユーモラスなポスターも必見!

 

たなべのたまごかけご金ちゃん亭
住所:雲南市吉田町吉田4378-31 道の駅たたらば壱番地内 【MAP】
電話:0854-74-0039
営業:9:00~18:00(L.O.17:30)
休み:不定休
駐車場:あり
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(記事は2024年4月1日現在)

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