SPECIAL TOPICS

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目的地になる、あのパン屋へドライブ。

ちょっと足を延ばして、気になっていたこだわりのパン屋さんへ。

パン職人さんに話を聞いたり、カフェでゆっくりしたり…

それだけで極上の休日です。

<タルマーリー>野生の菌で醸す一期一会のパン

 野生の菌を採取して独自の理論で作られる、唯一無二のパンやビールが人気。

 店内で醸す酒種やレーズン、ビールの酵母と、自家製粉する岡山の小麦、九州産小麦粉、水、塩から成る生地は驚くほどみずみずしく、焼き上げれば滋味にあふれる。

 天候や温度、生き物たる「菌」の働きで日々変化する、一期一会の味を堪能したい。

 フェで使う食材も極力地域で取れた自然栽培のものを店で加工するなど、食を通して、環境保全や経済の循環、労働のあり方まで考えさせてくれる店主の渡邉格(いたる)・麻里子さん夫妻の哲学が随所に。古い幼稚園を改修した店舗も見どころ。

タルマーリー

住所:鳥取県八頭郡智頭町大背214-1【MAP】

電話:0858-71-0106

営業:パン販売 11:00~17:00、カフェ 11:00~15:00(ピザ~14:00)

   ※休日はカフェ~16:00、ピザ~15:00(各終了時間=L.O.)

店休日:火・水曜日、冬季休業あり

駐車場:あり

 

★ドライブメモ 高速道路姫路鳥取線を使うと便利(島根方面からは米子から無料)。店舗近くの川沿いの道は両側に民家があり、狭い所もあるので静かに慎重に。ビールを楽しむ際はハンドルキーパーを確保して。

<コウボパン 小さじいち>大山の自然の中で楽しむ自家製酵母のパン

 雄大な大山のふもとに立つ可愛らしいパン屋さん。

 カンパーニュや有機フルーツのパンなどのハード系をメインに、その年の大山産小麦を毎朝石うすでひく“ひきたて”の全粒粉、大山の地下水などを使った素材のおいしさが引き立つ香り豊かなパンが並ぶ。レーズンやサワー種を中心とした店で起こす自家製酵母の独特の風味や発酵を楽しんで。

 併設のカフェでは、まろやかなフルーツの酵母を取り入れた酵母プレートランチやドリンクを提供。

 酵母が時間をかけて作りだすおいしさをゆっくりと味わいたい。

コウボパン 小さじいち

住所:鳥取県西伯郡伯耆町金屋谷1713-1【MAP】

電話:0859-68-6110

営業:11:00~16:00

店休日:月・火曜日 ※1~3月は冬季休業

駐車場:あり

 

★ドライブメモ 大山の自然の中を風を感じながらのドライブは最高!植田正治写真美術館からの大山もおすすめ。

<ル コションドール出西>‟楽しい”をパンの真ん中に

 民藝の器で知られる出西窯を中核にした複合スポット「出西くらしのヴィレッジ」の一角で、シェフ・倉益孝行さんがフランスの製法をベースに“食べて楽しい気持ちになれるパン”を思いのままに表現する。

フォカッチャやパンオレは酵母控えめで酸味を抑え、食パンは長時間発酵ながらフレッシュな風味に…と、製法や火加減を自在に操って焼き上げるパンは食感も味わいも多彩で、一口で心をつかまれる。

カフェではパンを使ったメニューのほか、カレーやスイーツも豊富。出会った食材や季節に触発され、絶えず生み出される新作からも目が離せない。

ル コションドール出西

住所:島根県出雲市斐川町出西3368【MAP】

電話:0853-27-9123

営業:9:30~17:00(L.O. フード16:00、ドリンク16:30)

店休日:火曜日、第2・4水曜日

駐車場:あり

 

★ドライブメモ 国道からそれて、のどかな田園地帯へ。周辺の道では、用水路のある出雲平野らしい景観を楽しめる。道幅が狭い所は注意してゆっくり走ろう。

<ベッカライ コンディトライ ヒダカ>世界遺産の町で頬ばる本格ドイツパン

 世界遺産・石見銀山を有する大森町の町並み保存地区にあるドイツパンと菓子の店。

南ドイツで修業し製パン・製菓マイスター資格を取得した日高晃作・直子さん夫妻が作る、伝統製法と島根の食材を組み合わせた商品が人気。

看板商品のブレッツェルは、発祥の地・シュヴァーベン地方で、空中で成形をする職人技を見たときに作りたいと思ったそう。

イートインスペースに今夏オープンした「Eis and Cafe HIDAKA」で、季節の素材と木次の低温殺菌牛乳を100%使用したジェラートやエスプレッソなどのドリンク類もぜひ。

ベッカライ コンディトライ ヒダカ

住所:島根県大田市大森町ハ90-1【MAP】

電話:0854-89-0500

営業:パン10:00~16:00、カフェ11:00~16:00

店休日:パン月~水曜日、カフェ月・火曜日

駐車場:近隣公共駐車場利用

 

★ドライブメモ 専用駐車場がないため、「大森代官所前駐車場」に車を停め、ぶらぶら散策しながら訪れよう。エリア全体を回るなら電動カートや貸し自転車(いずれも有料)もおすすめ。

<紬麦>古民家で味わうナチュラルなパン

 江の川のほとりの大きな古民家を改修したベーカリー。

広い和風庭園を通り入口の引き戸を開けると、店内いっぱいにパンの香りが広がる。

店主の峠土純子さんは、「すべての世代のお客様に安心して食べてもらいたい」と添加物・卵不使用の素材選びにこだわる。国産小麦を100%使用したパンはどれも優しい味わいで、シンプルながら噛みしめるごとに小麦の香りが楽しめる。

浜田市役所、キヌヤ笠柄店での移動販売や、出雲市で毎月第4日曜日に開催するSundayMarketCiBO等でイベント出店も行っている。

紬麦

住所:島根県江津市松川町下河戸1-1【MAP】

電話:090-4146-5233

営業:10:00~18:00※売り切れ次第終了

店休日:火・水曜日

駐車場:あり

蔵庭

電話:0855-57-0100

営業:10:00~17:00(ランチ金~日曜日・祝日/木曜日ドリンクのみ)

店休日:第1・3月曜日、火・水曜日

 

★ドライブメモ 江の川沿いの国道261号線は景色を楽しみつつ、お店の看板を見逃さないようにゆっくり走って。カーブが苦手な人は県道302号線がおすすめ。

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