「食べる人に感動と満足、笑顔を」をコンセプトに親しみやすいお菓子を作り続ける人気店。

季節イベントごとに限定商品を生み出しており、バレンタインデーに向けては職人が厳選材料で一粒ずつ丁寧に作り込むボンボンショコラ（４個入り1,296円、６個入り1,814円、10個入り2,786円。実際の商品は画像と異なる場合があります）や、チョコを主役にしたケーキが並ぶ。

ショーケースには「アールグレイ」や「ライチといちご」など、個性豊かなボンボンショコラ。

どれも一粒から購入できるので、プレゼント前の味見にも♪

春にかけては安来の農家から直接仕入れる大粒のイチゴを主役にしたケーキが続々と登場予定。

木次乳業のパスチャライズ牛乳など地元素材使用の看板商品「学園チーズ」に、大きなイチゴを乗せ、たっぷりのカスタードとフワフワのスポンジで覆ったユニークな新商品「ふるさと愛され学園チーズ（324円。平日のみ販売、土・日曜日は要予約）」は早くも完売続出の人気商品に。

ほろほろのクラム状になったスポンジとカスタードの優しい卵の香り、フレッシュでジューシーなイチゴで、まるでショートケーキのような味わい。

土台になる学園チーズのフレーバーはランダムになっているそうで、食べるたび「前と違う味わいに出合えるかも？」というワクワク感が楽しい。

一目で心が躍るケーキのショーケースには、季節感が伝わる作り立てのケーキ。

限定スイーツを数種類発表するシーズンイベント時には、パティシエはもちろん販売スタッフも集まり、こぞってアイディアや意見を出し合って、新作が生まれているそう。

どれも手が込んでいるのが一目でわかる繊細な作りでありながら、１ピースが大き目なのがうれしい。

価格は400円台からと手ごろ。

ちょっとした手土産やギフトにも人気の焼き菓子コーナーは、種類・品揃えとも圧巻。

ほろ苦いコーヒー味で男性にもすすめたいティラミスマフィンには、専用の注入器を使って手作業でバランスよくコーヒーシロップを入れるなど、丁寧な仕事が光る。

今春17年目を迎える同店。

住宅街の公園近くにできた小さなケーキ店はまたたく間に評判の店となり、店舗を移転・新築して成長を続けるが、原点となっている思いはひとつだ。

旧店舗時代、オーナーパティシエの武田竜一さんが記者に話してくれた言葉が記憶に残っている。

「誰でも気軽に来られて、小さな子がお小遣いで一つからでもおやつを買えるような店にしたい」

どれだけ大きな店になっても変わらない温かな思いが、ばら売りのクッキーが詰まった回転ラックにのぞいていた。