読みもの
子育てランド♪親子でトラの絵本を楽しもう♪
2022年の干支は「寅(とら)」ですね。
島根県立図書館 子ども室で「トラ」が登場する絵本を紹介してもらいました。
◇1~2歳向き
『とらたとトラック』 なかがわ えりこ/文 なかがわ そうや/絵 福音館書店
雨がやんだので、トラの子のとらたが外に出ると、道にタイヤが転がっていました。すると「たすけてくれえ」と声がして…。転んでタイヤがはずれてしまったトラックが、べそをかきながら助けを求めています。とらたは無事にトラックを救出できるのでしょうか。◇3歳~6歳向き
『おどりトラ』 金森襄作/再話 チョンスクヒャン/画 福音館書店
ある山奥に、暇さえあれば踊りばかりおどっている「おどりトラ」と呼ばれるトラがいました。狩りの最中にもおどってしまい、大事な獲物を逃がしてしまったことで仲間に追い出されてしまいます。それでも踊りの腕をみがき続けて、ついに不思議な力を得るまでになりました。
トラの表情がユーモラスに描かれている韓国の昔話絵本です。◇3~6歳向き
『おちゃのじかんにきたとら』 ジュディス・カー/作 晴海耕平/訳 童話館出版
ある日、ソフィーがお母さんとお茶の時間にしようとしていたところ、突然大きくて毛むくじゃらのトラが訪ねてきました。おなかをすかしたトラは、お茶の時間をご一緒したいと言ってテーブルにつくと、出してあったパンやケーキを全部、お茶を全部たいらげてしまいました。でも、まだまだおなかがすいてるようで食べ物を探していますよ!◇3~6歳向き
『トラといっしょに』 ダイアン・ホフマイヤー/文 ジェシー・ホジスン/絵 さくまゆみこ/訳 徳間書店
美術館でトラの絵を鑑賞したトムは、家に帰ると、大きくて今にも動き出しそうなトラの絵を描きました。その夜、暗闇の中から一頭のトラが現れて、戸惑うトムを散歩に誘います。トムはこのトラが一緒だと、怖くてできないと思っていたことに臆せず挑戦できるのでした。
実際にあるアンリ・ルソーの絵から着想を得て描かれた絵本です。◇6歳以上
『トラのじゅうたんになりたかったトラ』ジェラルド・ローズ/文・絵 ふしみみさを/訳 岩波書店
インドのジャングルにやせて年老いたトラが住んでいました。夜になるとトラは王様の宮殿に行き、王様と家族がおいしそうなご飯を食べるのをみては仲間に入りたいと思っていました。ある日、宮殿の庭にトラの毛皮が干してあるのを見ていいことを思いつきます。それは干してある毛皮の代わりに、自分が洗濯ヒモにぶら下がるということでした。◇6歳以上
『ウェン王子とトラ』 チェン・ジャンホン/作・絵 平岡敦/訳 徳間書店
猟師に子どもを殺された母トラは、人間を憎み、村人や家畜を襲うようになりました。村が困っていることを知った王様は、トラ狩りをするために兵を集めますが、占い師からは兵を差し向けるのではなくウェン王子をトラに差し出すように言われます。
中国の水墨画の手法で描かれた力強い絵と物語の世界観が見事に融合した絵本です。※書店などで見つからない場合は、お近くの図書館でお尋ねください
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