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はだえーる:美肌塾「紫外線」

いつまでも美しくいたいあなたへ贈る美齢学。一人一人が毎日の生活で活用でき、自分自身の明日の幸せのためになる知識や技術を教えてくれます。

今回のテーマは「紫外線」

【紫外線には3つの種類があることをご存知ですか?】

紫外線には「UV-A」「UV-B」「UV-C」の3種類があります。

地上に到達するのが「UV-A」と「UV-B」で、「UV-C」はオゾン層で吸収されてしまうため、地上には到達しません。
「UV-A」は春に多い紫外線。肌の奥まで届いてシワやたるみといった肌老化の原因になります。 日焼け止めの効果指数であるPA+は、UV-Aをカットする指数です。「UV-B」は夏に多い紫外線。赤くなってヒリヒリする炎症を引き起こし、シミやそばかすの原因になるだけでなく、肌のカサつきやキメの乱れなどの原因になります。

日焼け止めの効果指数であるSPFは、UV-Bをカットする指数です。

【紫外線は目からも入ってくる!】

私たちの体は皮膚からだけでなく、「目」からも紫外線を感知します。目から紫外線が入ると、脳が“メラニンを作れ”と命令を出します。その結果メラニンが大量につくられ、シミやそばかすの原因になります。
さらに、目から吸収した紫外線は夏バテを引き起こす疲労の原因にもなります。目から体内に入った紫外線は、脳下垂体を刺激してメラノサイト刺激ホルモンや副腎皮質刺激ホルモンなどを分泌するのですが、これらのホルモンが私たちの体の「疲労状態」を引き起こしてしまうと言われています。
紫外線対策を徹底するなら、顔や体に日焼け止めを塗るだけではなく、サングラスで目もしっかりガードしたいですね。

Q.しっかり対策していても
   うっかり日焼けしてしまったら…?

❶冷たいタオルで冷やす
 日にあたった部分の火照りが落ち着くまで、冷やしてしっかりとクールダウンを。
 

❷化粧水をしっかりと入れる
 日焼けをしたときは普段よりも多くの水分が必要です。化粧水で肌に水分をプラス。毛穴を引き締めるタイプや炎症を抑える成分が入ったもの、シートマスクもおすすめ。

 

 

❸クリームで水分の蒸発を防ぐ
肌に補給した水分が蒸発しないように、クリームの油分でフタをしましょう。

 

シートマスクを使う場合…

シートマスクを使う前に、まずは化粧水で肌を整えましょう。
不織布のシートマスクの場合、マスクをつけている時間は10分程度に。それ以上はシートが肌の水分を奪ってしまうかも。最後にクリームでフタをするのも忘れずに。

Q.日傘、アームカバー、サングラス…
   UVカット効果はどのくらい持続するの?

UVカットの効果がどのくらい持続するかは、それが「UVカット加工されている製品」か「UVカット素材が使われている製品」かによって変わってきます。

UVカット加工の薬品で表面がコーティングされた製品の場合、洗濯や時間が経つにつれて表面のコーティングがはがれてしまいUV効果が弱くなります。これらは比較的安価です。しっかり紫外線を防ぎたい人は消耗品と考えてワンシーズンごとに買い替えましょう

また、UVカット素材の製品の場合、素材そのものにUVカットの性質があるので効果は持続しますが、劣化によるダメージを受けている場合もあるので、使用の前に状態を確認しましょう

教えていただいたのは…

エステサロン PURLY 原久子さん

美肌へと導くコンシェルジュ・美肌ソムリエⓇとして美容法や化粧品の正しい使い方をレクチャーするほか、美齢学指導員(過程修了)として、いつまでも美しく幸せに生きる方法を提案する。

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