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【PR】「元気」のための基礎知識 <健診が何より大事!糖尿病 編>

りびえーる健康取材班と学ぶ! 「元気」のための基礎知識

 そろそろ健康に本気で気を付けたい、本年4度目の年女・取材班「河」。人生後半も元気でいるために、病気と健康の基礎知識を学びます。

企画/島根県・島根大学医学部
 

【今回の先生】

島根大学医学部
内科学講座 内科学第一 教授/
金﨑 啓造 先生

糖尿病の基礎知識

糖尿病とはどんな病気でしょうか。

 インスリンの作用が不足し、血糖値の上昇を抑える働きが低下することで、慢性的に高血糖の状態になる…というのが病気のあらましで、すい臓の細胞が破壊されて起こる1型と、加齢や生活習慣にも関連する2型などがあります。今、日本では2千万人が罹患(りかん)しているといわれており、多くが2型です。


 本当に怖いのはその合併症。毛細血管が機能・形態異常を起こしたり、傷つきやすくなることで、下のような特有の症状を引き起こします。このほか骨がもろくなったり、心臓病や脳卒中、がんの罹患率も高いといわれます。

あらゆる病気のリスク因子を高めるといっても過言ではないですね。

 それなのに、進行していても無症状…というのが最もやっかいなところです。一般に知られている「水をよく飲むようになった」「トイレが近くなる」などの症状が出るころには劇的に症状が進んでいます。


 遺伝因子も大きいうえ、すい臓のインスリン分泌が高くても働きが悪くて効きにくい、といったケースもあり、誰でもなる可能性がある病気と考えていいですね。

河「インスリンが出てるけど効きにくい、とは??

金﨑先生「『勉強しなさいって言っても返事ばっかりで聞かない子』をイメージしてください

でも言われた(分泌した)ことは覚えてる、みたいな感じです

言われてもやらない人いますよね…

早期発見のためには健診結果に関心をもつこと!

「無症状」ということは…定期健診が大事になってきますね!

 そのとおりです。健診結果に要注意の所見が出たら、「なんともないのに」と思わず一度受診をしてください
 注意してほしいのは、血糖値や、過去1~2カ月の血糖値平均を反映するHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)、尿糖といった糖尿病関連の数値。また関連症状として腎臓の濾過(ろか)機能が働きにくくなれば、腎機能の数値も変わってきます。


 何がどう悪くなっているのか、この先どんな症状が出る可能性があるのか、的確に診断して、根拠のある医療介入をなるべく早期に始めることが重要なので、後回しにせず病院へ。

どれどれ河さんは…

金﨑先生「判定もAですね。eGFRの低下は、水分を取ると変わりますから、気を付けてお茶や水で補給を!」

総合的に大丈夫そうです

河「ハ、ハイ…」 水分大事ですよね

糖尿病を防ぐには何を心がけたらいいですか?

「なるべく栄養バランスを考え、質のいいものを食べよう」
「生活習慣を見直し、運動を取り入れよう」

…と言いたいところですが、現役世代が食生活や運動習慣を飛躍的に改善するのは、なかなか難しいですよね。


 とはいえ、運動はやはり効果的。暇を見つけて身体を動かすことを勧めたいです。

また、高カロリーなものは朝に食べて日中で消費するなど、食事の時間帯と食べる内容を気にするだけでも違います。朝食を抜くと、食べたときに比べて一日中空腹感を感じやすい、といった統計もあるので朝食は大事ですよ。

 もし糖尿病と診断されても、薬事情はここ10年くらいで劇的に変わり、症状を進行させないよう服薬しながら生活を楽しめるようになってきています。

とはいえ、まずは予防! できるところから始めてみましょう。

今回のまとメモ♪

金﨑先生「まずは健康診断結果を無視せず、早期発見のタイミングを逃さないようにしましょう!」

河「なるべ身体を動かすことと、食事への気配り…これならできそう。現状維持にがんばります!

 

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