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島根県社会福祉協議会「暖暖だより」 地域力でますます広がる!「子ども食堂」<PR>

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島根県社会福祉協議会(県社協)は県全体をひとつの「まち」ととらえ、ここで暮らす一人ひとりを大切にし、福祉の人材育成や子育て支援、地域住民や団体同士のネットワークづくり、そして住民が支え合いながら安心して暮らせる地域づくりを推進するために、さまざまな活動を行っています。

今回は「子ども食堂」の支援を紹介します。

地域力でますます広がる!「子ども食堂」

子どもを中心とした地域の新たな“居場所”として10年ほど前から活動が始まった「子ども食堂」。
県社協では「しまね子ども食堂ネットワーク」を設置し、利用者・支援者・運営者をサポートしています。
県内の現状とこれからの展望について、島根大学人間科学部講師・佐藤桃子先生にお聞きしました。

 

●「子ども食堂」とは

おおむね18歳未満の子どもに対し、営利を目的とせず無料または低額で食事等を提供する居場所のことをいい、島根県内では令和5年11月時点で98箇所数が開設されており、増加の動きが継続して見られます

佐藤先生(以下 S )「3年前は箇所数において全国で最下位だった県内の子ども食堂ですが、昨年は2.5倍に増え、なんと全国一の伸び率となりました。島根県はもともと地域レベルの公民館活動などが活発。子ども食堂は有志複数人で任意団体を作って立ち上げる例が多いですが、こうした活動へのを支援を組織化する下地があったことが成果につながりました」

 

●「こうあるべき」を求めない活動へ

子ども食堂の活動の多くが住民のボランティア活動です。
主催者が人手不足に悩み、「本当に必要な人に届いているのか」と不安を抱えるケースもあるそう。

S「子どもを中心とした事業なだけに成果が見えづらく、モチベーションが低下してしまうことも。続けることで初めて成長が見えてくるもの。粘り強さが求められます」

同時に困窮者のために…というイメージも変えていく必要がある、と佐藤先生。

S「“子どもの貧困”問題もあり、関連付いたイメージがありますが、子ども食堂は『食を真ん中に、誰もが心やすく立ち寄れる場所』。運営者の思いと地域が必要としている支援のかたちが混ざりあって、何通りもの子ども食堂ができていいんです」

●食を真ん中に、互いへ心をかけ合う場所

近所に暮らす異なる世代間がお互いの顔を知り、交流を深められる場所は、子どもはもちろん大人の安心にもつながります。

S「子どもがオープンに足を運べて、地域の大人たちで見守れる活動があれば、そこがもう一つの居場所になる。大人にとっても、地域の人と顔を合わせ、安心を分かち合える場所になれると考えます」

高齢者や学校に行きにくい子どもたちが他者とのつながりを感じられたり、季節行事やそれにまつわる食など、多様化する社会で失われつつある文化を次世代に伝える役割にも注目したいところ。

子ども食堂には多彩な可能性が広がっているのです。

 

お話を聞いたのは…

島根大学人間科学部 講師
佐藤桃子先生

「地域社会と子ども」をテーマに児童福祉・子育て支援を研究。
島根県内の子ども食堂のより良い事業実施に向けた「しまね子ども食堂応援会議」委員。

近くの子ども食堂へ行ってみよう!

しまね子ども食堂ホームページは こちらから

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