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【WEB限定連載】cafe Brownieの休日ランチ、ときどきスイーツ。 vol.5 <シンプルにいただくご飯>
松江市上乃木にある人気カフェ「cafe Brownie(カフェブラウニー)」で料理をふるまう
食いしん坊姉妹がこっそり教える「家族と食べたいちょっとオシャレな休日ランチ・休日スイーツ」。
毎日のおうちメニューをちょっとアップデートしてくれるコツを伝授。
特別な調理器具やテクニックがなくともほんの少しの手順で失敗しない方法を教えちゃいます。
「やってみよっかな」や「また作りたくなる」を応援するお気楽レシピ。
いつもの料理が「お店っぽい」に変わる秘密や、カフェのメニューのレシピも大公開!?
6月は<シンプルにいただくご飯>
そろそろ梅雨入りも近いこのシーズン、日ごとに変わる天候になんとなくだるさを感じることもありますね。
何はなくとも「ご飯」があれば元気な、ブラウニー姉妹のご飯メニューを紹介。
どんなに疲れていても、誰でもすぐにまねできて、「またアレ食べたい」って思わせてくれるものばかりです。
忙しい日も3つのポイントで炊き立てご飯がおいしくなる!
妹・sachieの炊くご飯はおいしい♪
時間が取れない忙しい日にも気にかけているという、ちょっとしたコツは以下のとおり。
【米をとぐときは…】
フッ素加工の内釜はコーティングが傷むので、別のボウルなどを使うのがおすすめ。
手のひらの分厚いところで、ぐいっと押し付けるように米をとぎます。
2回目の水までは急いで捨てる! そして、けっこうキレイな水になるまで水を替えます。
【浸水は…】
水加減は基本、線のとおりに。
浸水は30分あればOK。急いでいても15分は必ず!
お米は乾物なので、研いですぐ炊くのはNGです。
【炊くときは…】
普通炊飯か早炊きかは食べる時間のお急ぎ具合に合わせてどちらでも。
浸水時間を優先しましょう。
そんなわけで、夕方買い物をして遅くなり、急いで帰った日のあなたにおススメのシミュレーションは…
1、帰宅したらまずボールでお米をとぐ(浸水開始!)
2、買い物した食材を冷蔵庫にしまう
3、炊飯器に保温ご飯が残っているようなら、小さめの塩むすびを作る
4、内釜を洗って、といだお米と水を入れる
5、おかずの支度
6、浸水15分後に早炊きスイッチをオン!
これで忙しい夜も炊き立てご飯が食べられます♪
★作ったおにぎりは、おなかを空かせて帰宅した家族に、または調理中につまんでも。
のこりは下で紹介する焼き味噌茶漬け用に冷蔵・冷凍するのも◎。
あっさりシンプルに!ご飯の食べ方3選
★わかめご飯★
もはやレシピはありません(笑)
山陰地方の人にはなじみ深すぎている「板わかめ」ですが、炊きたてご飯にパラパラとかけていただくのが何より大好き。
減塩タイプのものも多くなりましたが、海のミネラルをたっぷりまとったしっかり塩味を感じるものが好みです。
県外からの方とお話すると「旅館の朝ご飯で食べた『のりみたいなわかめ』がおいしかった!」と言われることも。
山陰のお土産を聞かれると、軽くて、かさばらなくて、常温で持ち運べて、賞味期限が長いという理由で板わかめをイチオシしている私です。
★焼き味噌おにぎり茶漬け★
これはわざわざおにぎりを作って…というより、炊飯器にちょっと残ったご飯をおにぎりにしとこ、みたいな時のメニュー。
小腹が減ったときや、〆の一杯にも。
塩でにぎったおにぎりの表面に、好みの味噌を塗ってオーブントースターで焦げ目が付くまで焼くだけです。
茶わんに入れて、アツアツのお茶か白湯を注いで出来上がり。
お好みで昆布茶を少し入れたりしてもいいですよ。
焼いた味噌の香りが広がって最高です♪
★しょうがご飯★
出雲にはキメが細かくて香りのよい出西(しゅっさい)しょうがという特産品がありますが、新しょうがが出回るこの季節に一度は作ってほしいご飯です。
米3合に対して、親指大のしょうが2かけを千切りにして、日本酒大さじ1、昆布茶小さじ1、塩小さじ1/2、ごま油1回しを加え、炊飯するだけ。
具材はしょうがだけですが、その香りと旨みが感じられて、炊きたてはもちろん、おにぎり、お弁当にもおススメです。
私の愛用品 「わかめ茶漬」と「奥出雲 椎茸と舞茸醤油」
【わかめ茶漬】
小さいころから食べ慣れた、小さく刻んだわかめに香ばしいあられの入ったお茶漬けの素です。
磯の香りがあってさらさら食べられるのがお気に入りです。
【奥出雲 椎茸と舞茸醤油】
冷蔵庫にあると安心な一本がこちら。
奥出雲の“延命水”と、「雲太」という特産シイタケを絶妙なバランスでブレンドした、旨みあふれるだし醤油です。
おひたしや和え物の味が一度で決まります。
煮物や、うどんなどの麺類のだしにしたり、オリーブオイルや酢と合わせて和風ドレッシングもいいですよ。
塩分は控えめで、後味すっきりなのが使いやすいポイントです。
cafe Brownie(カフェブラウニー)
地元松江で生まれ育ち、栄養士の知識を活かしながら独学で製菓・飲食業に従事してきた店主・石倉暁子さんが営むカフェ。
実妹さんとの共通項である「おいしい」を軸に、飽きることなく食べたくなるメニューが並ぶ。
「あなたの笑顔がみたいから」
を理念に、来店客はもちろん、珠玉の食材を届けてくれる生産者や、支えてくれる人たちの顔を思い浮かべ、キッチンに立つ日々を送っている。
一人でもふらりと気軽に立ち寄れ、フッと肩の力をぬいてリラックスできる雰囲気を大切に、メニューは国産小麦や有機砂糖など良質な食材で自分のカラダにも優しい味わいに仕上げる。
バンズから自家製という、看板商品のハンバーガーは見た目のボリューム感から想像できない軽やかな味わい!
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