おでかけ・イベント

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風薫西旅…島根県西部を再発見する旅 津和野―ぶらっと旅ガイド「あ・るっく」2024春

 山陰の小京都 津和野ぶらり散策 

山陰の小京都

  津和野

 ぶらり散策

 

「山陰の小京都」とも呼ばれる 島根県津和野町。

幕末の津和野藩の風景や文化を描いた 「津和野百景図」に基づく 歴史文化ストーリーは2015年、 日本遺産に認定された。

風情ある城下町をはじめ、 百景図に描かれた 当時の情景や 伝統行事などは 今もなお残り、人々を魅了。

新たな息吹も 取り入れながら 歴史をつなぐ、 津和野の街の魅力を知る。

今昔感じる くつろぎのひと時。

ゆとりろ津和野

2023年3月にリニューアルオープンした、津和野唯一の天然温泉を備えたホテル。

泉質はナトリウム塩化物炭酸水素塩泉で、男女それぞれ内湯と露天風呂があり、最上階の展望浴場は津和野の街並みを見下ろしながら疲れを癒やすことができる。同年11月には日帰り温泉も営業開始した。客室タイプは7種類。1室限定のフィンランドサウナと露天風呂付き特別室から、書き物やデスクワークがはかどる洋室、スタンダードな和室まで、さまざまなシチュエーションに合わせた部屋が特長だ。

古くからこの地に伝わる郷土料理を現代の形に継承し提供する創作和食会席も魅力の一つ。津和野百景図から食材の歴史を紐解き、鉄板料理や津和野の旬の食材を楽しめる。

ロビーには津和野百景図に基づく100枚の観光スポットや飲食店のカードが並び、好きなカードを選んで、あなただけのオリジナルガイドブックを作ることが可能。1949年創業の地元茶屋「秀翠園」がプロデュースしたドリンクコーナーでは、バラエティー豊かな秀翠園のお茶を堪能できるなど、おもてなしはさまざまだ。

時代を超えて息づく伝統神事。

鷺舞(さぎまい)

鷺舞は、高さ85㎝、重さは約3㎏の鷺頭と、大中小の3種の羽39枚を1点に集めて扇形にした重さ12㎏ある鷺羽を身に着けて舞う。

津和野の弥栄神社に伝わる古典芸能神事で、国の重要無形民俗文化財に指定され、2022年11月にユネスコ無形文化遺産に登録された。

毎年7月20日には町内11か所、27日には町内9か所の昔から定められた場所をまわり、舞を披露する。

流鏑馬(やぶさめ)

毎年4月の第1日曜日に開催される鷲原八幡宮(わしばらはちまんぐう)の流鏑馬(やぶさめ)神事(しんじ)は、日本で現存する唯一の流鏑馬馬場を使った勇壮な時代絵巻を見ることができる。

馬場を取り囲む満開の桜並木のトンネルを駆け抜ける姿が圧巻の一言。1年に1回しか見ることができない勇壮な神事は見逃せない。

詳しくは14ページの「春の津和野 百景図巡り」で。

新感覚が融合した アクティビティ。

Asageshiki(アサゲシキ)津和野

早朝に津和野城跡に登り、静かな山頂で特別な朝ごはんをいただくツアー。

朝食を表す「あさげ」と景色を表す「景色」をかけ合わせた「Asageshiki」。津和野の食材をふんだんに使用したオリジナル朝ごはんは、山頂で食べることでさらに絶品になる。

ゆったりとした時間が流れる津和野の町を眺めながら、最高の朝のひと時を堪能できる。

津和野の風情を お土産に。

俵種苗店  SHIKINOKA

明治時代の味わい深い佇まいのSHIKINOKA。種苗店の一角に、店のオリジナルデザインの陶磁器や、ハンドメイドのガラス食器が並ぶ。

香味園 上領茶舗  (こうみえん かみりょうちゃほ)

藩政時代から続く懐かしい味と香りの伝統を守り続ける。

栽培期間中農薬不使用の国産茶葉を使用した「ざら茶」が人気商品。

問い合わせ先:津和野町観光協会(電話0856-72-1771

HP:こちらから


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