SPECIAL TOPICS

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「乳がん」検診で大切な未来を守ろう

10月はピンクリボン月間!

ピンクリボン月間とは、乳がんの正しい知識を広め、検診の早期受診の推進など、乳がんを多くの人に理解してもらうための活動です。

乳がんは、AYA世代※(15~39歳)も40代以上の方もなる病気。大切な未来のために、時間を作って検診に出かけましょう

AYA世代で乳がんを経験した方にもお話を伺いました。

※AYA世代…Adolescent and Young Adult(思春期・若年成人)の頭文字をとったもので、主に思春期(15歳~)から30歳代までの世代を指してAYA世代と呼ばれる。

1.乳がんってどんな病気?

乳がんは乳房にできる悪性の腫瘍です。

多くの場合、母乳を乳頭まで運ぶ乳管から発生します。

初期段階でのがん細胞は、乳管の中にとどまっていますが、徐々に乳腺の外やさらに離れた臓器に広がっていきます。

しかし、早期であれば90%以上が治ると期待されています。

 

日本人女性がかかる割合(罹患=りかん=率)ががんの中でも最も高く、年々増加しています。

毎年9万人以上が新たに乳がんにかかるといわれており、生涯で乳がんにかかる割合は9人に1人となります。

2.コロナ禍で起きている受診控えで「進行がん」が増える恐れがあります

3.AYA世代(15~39歳)も年1回の乳がん検診がおすすめ

乳がん検診は40歳以上が受けるものと思われていますが、実は乳がんは、若い世代である「AYA世代」でもかかる病気です。近年乳がんの患者が増えているので、AYA世代でのかかる人も多くなっています。

こんな人は要チェック!

一親等内に乳がんにかかったことがある家族のいる人

遺伝性が多いので、悪性度が高い傾向があります。

早期発見・早期治療だと90%以上が治るので、周りの家族のサポート面も最小限で済みます。

大切な自分や周りの人たちを守るためにも、年1回受診に出かけてみましょう。

4.40歳以上は自治体の制度を活用しよう

自治体が行う住民健診を活用すれば、費用は無料または低金額で検査が受けられます。

職域・医療保険者などの保険事業として行っているケースもあります。

それぞれ制度が異なるので、お住まいの自治体や職場に問い合わせてみましょう。

5.日曜日に検診が受けられます!

「ジャパン・マンモグラフィーサンデー(JMSプログラム)」で、多忙な平日を過ごす女性のために、「10月第3日曜日」に乳がん検査が受けられます。

今年は10月16日(日)◎事前予約制です!

受けられる施設はこちら 

6.インタビュー/ピラティススタジオKarte 茢田 晃子さん

子育て中のお母さんは自分のことを後回しにしがち。でも、子どもはお母さんの元気が一番です。

「とりあえず、検診に行ってから考えよう」で気軽に受診を!


Q.乳がんと気づいたきっかけ

A.5年前に教室でピラティスをしていて、自分の左胸に触れた際に大豆くらいの大きさでコリッとしたしこりがあることに気づきました

家族と相談し「100%良性だとわかるまでしっかり検査をしてもらおう」と病院へ。

結果、転移性のあるがんだということが分かりました。私は家族に乳がんの人もいないし、乳がんと診断される2年前に受けたマンモグラフィ検査で異常なしでした。食事にも運動にも気を付けていたので「まさか私が…」とショックでした。

Q.治療について

A.すぐに手術をしました。そのおかげで転移はない状態です。

手術後も治療は続いており、放射線治療が終わった後、現在はホルモン治療をしています。生理を止めるため、重たい更年期障害のような症状が出ました。

今は注射から薬に切り替わって、体調も良くなってきました。症状や治療は、人によってさまざまです。

Q.子育て中で大変だったことを教えてください

A.手術をしたのは、息子が4歳のときでした。当時ちょうど息子の幼稚園転入のタイミングも重なり、不安がって大泣きしていたのがとてもつらかったです

しんどくて動けないときもあったので、義母に助けてもらうなど、家族のサポートで乗り越えることができました

乳がんを患った際に感じた「家族と離れてしまうかもしれない」という怖さがあったので、今はちょっとのことでも頑張ることができるし、息子の成長する姿が励みになっています

あの時すぐに検査を受けて良かったです

Q.乳がんの経験を生かした取り組み

A.乳がんについて「知らないから怖い」ので、前向きに行動をすることにしました

乳がんの手術後すぐに「乳がん患者さんのための治癒ピラティス」を学び、自分の教室でも月に1回開催しています

お客さまも腕が動くようになるなど、体の変化を感じて喜んでいただく方がたくさんいらっしゃいます。また、私が元気でいることで、周りにも影響が与えられると思っています!

さらに今年の9月から「乳がん患者さんの交流会」をスタートし、乳がんを患っている人同士で集まり、講演を聞いたり、気兼ねなく話ができたりする場を月に1回程度設けています。


最後に

私もそうでしたが、お母さんは時間に追われて自分のことを後回しにしがちです。

でも、何かあってからでは遅い…。私は2人目も考えていたのですが、乳がんで諦めないといけないつらさもありました。

まずは自分の体を大切にしてください。子どもはお母さんの元気が一番です。

忙しくても大切な人を守るため、子どものため検診を受けてみてください

何もなかったらそれでいいので、とりあえず「検査に行ってから考えよう」という気持ちで、気軽に予約をしてみてくださいね

★リボンクラスについて

Karteで行っている乳がん患者さんのためのピラティスクラス。茢田さん自身が担当する。

10月14日(金)、11月18日(金)いずれも13:00から。

料金:新規体験1,100円、会員価格2,000円(50分)

申し込み方法:HPはこちらから。または℡070-5053-0675まで。

Instagram(こちらから)でも情報発信中。

★心と身体を緩めよう 乳がんを語ろう! ピラティスで優しくからだのケア

日時:10月30日(日)10:00~11:00

場所:KARLY(松江市朝日町481-7)【MAP】

参加費無料・事前予約不要

Instagram(こちらから)でも情報発信中。


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