SPECIAL TOPICS

SPECIAL TOPICS

冬野菜レシピ8選!冬野菜をもっとおいしくいただきます!!

寒くなってきましたが、この時期おいしくなるのが冬野菜。

管理栄養士で山陰中央新報文化センター講師の大谷清美さんに、大根や白菜などの身近な冬野菜をよりおいしく食べられるレシピを教えていただきます。

▼下の画像をクリックすると、レシピに移動します♪

◎レシピ提供

松江栄養調理製菓専門学校非常勤講師

山陰中央新報文化センター料理講師

管理栄養士 大谷清美さん

白菜と豚ばらのスープ煮(2人分)

材料

白菜…240グラム

ニンジン(短冊切り)…30グラム

豚ばら肉(ザク切り)…100グラム

ごま油…小さじ1

糸唐辛子…少々

A=水…200ミリリットル、鶏ガラスープの素…小さじ1、ショウガの汁…小さじ1、うす口しょうゆ…小さじ1

作り方

❶白菜はそぎ切りにする(写真①)。

❷フライパンにごま油を入れ、豚ばら肉を先に炒め、次に白菜とニンジンを加える(写真②)。

❸❷にАを入れ、軟らかくなるまでふたをして煮る。

❹器に❸を盛り付け、糸唐辛子をトッピングする。

コメント

白菜をそぎ切りすることで、軟らかくいただけます。また豚肉のたんぱく質とショウガの効果体も温まるメニューです。

彩り野菜の昆布和え(2人分)

材料

ホウレンソウ…120グラム

塩 (ゆでる用)…少々

大根(塩 少々)…100グラム

生シイタケ…30グラム

赤パプリカ…20グラム

塩昆布(塩っぺなど)…4グラム

柚子の皮(千切り)…小さじ2

А=煮切りみりん…小さじ1、うす口しょうゆ…小さじ1

作り方

❶ホウレンソウは塩を入れてゆで、すぐ水に取り水分を搾り、3センチくらいの長さに切りそろえる。

❷大根は短冊切り、生シイタケ、赤パプリカは千切りにする。

❸生シイタケ、赤パプリカはゆでて水気を切る。→おかあげ→冷ます。

❹大根は塩を少し振り、しんなりさせ水分を軽く搾る。

❺ボウルに❸とАを入れ先に混ぜ合わせ、次に❶と塩昆布、柚子の皮を加えてあえれば出来上がり。

コメント

ホウレンソウのビタミンⅭは、夏採り(100グラム当たり20ミリグラム)、冬採り(同60ミリグラム)と今の時期は夏採りの3倍もあります

シュウ酸を含有しているので、ゆでてから調理してください。         

(成分:「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」より)

津田カブとジャコの酢の物(2人分)

材料

津田カブ…正味(150グラム)

塩…小さじ1/4

チリメンジャコ…6グラム

柚子(千切り)…少々

 

合わせ酢

A=酢…小さじ2強、砂糖…小さじ2、塩…小さじ1/4

作り方

❶津田カブは、イチョウ切りにし塩をする。出た水分は切っておく。

❷チリメンジャコはさっとゆでてザルにあげておく。

❸Аで合わせ酢を作り、❶と❷、柚子を入れて混ぜ合わせれば出来上がり。

コメント

江戸時代くらいから、松江市津田地区で栽培されていたという「津田カブ」ですが、勾玉(まがたま)のように曲がった形が特徴の赤カブです。

チリメンジャコは酢を使うことでカルシウムの吸収率アップも期待できます。

大根&白ネギ&ベーコンのグリル(2人分)

材料

大根…160グラム

白ネギ…120グラム

ベーコン(食べやすくカット)…60グラム

スナップエンドウ(ゆでてカットする)…適量

A=にんにく(スライス)…1/2かけ、輪切り唐辛子(乾燥)…少々 

 

オリーブ油…大さじ2

塩…少々

アンチョビ(カットする)…少々

作り方

❶大根は1センチのイチョウ切り、白ネギは3センチの長さに切る。

❷スキレット(厚手の鍋など)にАとオリーブ油を入れ弱火にかけ、香りがついたらАは取り出す(写真①)。

❸❷に大根を入れ、ふたをして中火くらいで4分加熱後(写真②)、白ネギとベーコンを加え、塩を軽くふりさらに5分くらい加熱する。

❹❸に、アンチョビ、А、スナップエンドウを入れ、1分くらいふたをして加熱すれば出来上がり。

コメント

大根は火を通すことによって辛みは弱まり、甘みが増します。

生食の場合は、アミラーゼ(でんぷん分解酵素)やプロテア―ゼ(たんぱく質分解酵素)などを含むため消化を助けます。

かぼちゃのそぼろ煮(2人分)

材料

かぼちゃ………正味(100グラム)

豚ひき肉………50グラム

グリンピース(ゆでる)……適量

サラダ油…小さじ1

 

А=こい口しょうゆ…小さじ1、みりん…大さじ1

B=だし汁…80~100ミリリットル、こい口しょうゆ…小さじ1弱、砂糖…小さじ2(6グラム)

作り方

❶かぼちゃの皮は所々そぐようにはぎ(写真①)、4センチメートル角に切る。

❷小鍋にサラダ油と豚ひき肉を入れАを加え炒める。

❸❷に❶とBを入れて落としぶたをして、かぼちゃが軟らかくなるまで煮て、グリンピースをトッピングする。

コメント

特に西洋かぼちゃの皮は厚く硬いので、所々むくことで火の通りがよくなり味も浸み込みやすくなります。

また、かぼちゃに多いβ-カロテンは、体内でビタミンАに変換されることで、皮膚や粘膜を正常に保ち、肌荒れや乾燥を防ぐ効果も期待できます。

小松菜の卵とじうどん(2人分)

材料

小松菜…120グラム

生シイタケ…1枚

卵(溶いておく)…2個

A(うす口しょうゆ…小さじ2、みりん…大さじ1、だし汁…60ミリリットル) 

B(ゆでうどん…2玉、うどん用の汁…お好みの量)

作り方

❶小松菜は、4センチメートルくらいに切りそろえる。

❷生シイタケは、薄く切る。

❸小さめのフライパンに、❶と❷、Аを入れ沸騰して全体に火が通ったら、卵を入れふたをして、全体が固まりはじめたら火を止める(写真①、②)。

❹器にBを盛り付け、上に3をかける。

コメント

小松菜は、ハウス栽培などで一年中出回っていますが、本来は冬が旬だったので、冬菜、雪菜とも呼ばれています。

アクが少ないので調理がしやすい野菜です。

ブロッコリーとゆり根の梅和え(2人分)

材料

ブロッコリー…100グラム

ゆり根…60グラム

酢…小さじ1

A=練り梅…小さじ1強、砂糖…少々、オリーブ油…小さじ1

作り方

❶ブロッコリーは小房に分け蒸しゆでし、おか上げする。

❷ゆり根はよく洗い、食べやすくカットし、湯を沸騰させ酢を入れ軟らかくゆで、おか上げする。

❸Аの調味料を混ぜ合わせ1と2を加えてあえれば出来上がり。

コメント

取りにくい食物繊維ですが、食事摂取基準では、一日当たり男性18~64歳で21グラム以上、女性の同では、18グラム以上になっています

ブロッコリーの100グラム当たり(食物繊維)は、5.1グラムあります。

また、蒸しゆですることで、失いやすい水溶性ビタミンの損失も防げます

春菊とグレープフルーツのサラダ(2人分)

材料

グレープフルーツ(ピンク)…1/3個

キャベツ…80グラム

春菊(葉の部分)…20グラム

ミニトマト…4個

A(バルサミコ酢…小さじ1強、オリーブ油…小さじ1、みそ…小さじ2弱、トウバンジャン…少々、水оrだし汁…小さじ1)

作り方

❶グレープフルーツは中の実だけを取り出し、2~3等分にする。

❷キャベツは千切り、春菊は3センチくらいにし(両方ともさっと水につけ、水分を切る)、ミニトマトは半分にする。

❸キャベツと春菊を混ぜ合わせ器に盛り付け、❶とミニトマトをトッピングし、混ぜ合わせたАのドレッシングでいただく。

コメント

春菊のカルシウム含有量は、100グラムあたり120ミリグラム。ホウレンソウは、100グラムあたり49ミリグラムです。

独特の香りの成分であるα-ピネンやベンズアルデヒドは、胃腸の働きをよくしてくれる作用もあるといわれています

一覧へ戻る