SPECIAL TOPICS

SPECIAL TOPICS

癒やしのインテリア♪苔テラリウムを作ってみよう<初級者編>

 室内にグリーンがあると不思議と落ち着きます。ガラスの器の中に苔(こけ)のある世界が広がる「苔テラリウム」。

 苔テラリウムや苔玉制作のほか、ワークショップで制作指導もしている苔男子こと原清文さんに初級者向けの簡単な方法を教わりました。

□準備するもの

ピンセット、はさみ、水差し(スプレーでもよい)、ガラス容器、土(アクアソイルでもよい)、砂、苔(今回は、3種類)、ゴム手袋、石、マスキングテープ、殺虫殺菌剤など

※苔テラリウムには、日陰を好む苔を使う。今回は、コウヤノマンネングサ(草の名前だが苔) 、ホソバオキナゴケ(山苔ともいう)、ヒノキゴケの3種類。

□さあ、制作

ガラス容器を点検し、正面を決める。ガラス容器には、気泡や傷がある場合があるので、その部分を後ろ側にし、マスキングテープで目印をする。
土(アクアソイル)を入れる。適量を入れたら、全体に水を掛ける。
土は、後ろを高く盛り、正面手前は低くする。水で濡らすと崩れにくくなる。土の入れ過ぎに注意する。
石を入れる。数個を配置して、土に多少埋め込む。
砂を入れる。砂などで道を作る。手前を広く、奥を狭くすると遠近感を表現できる。
苔を入れる。背の高いコウヤノマンネングサを2~3本仕分けする。
苔の根元を水洗いしてきれいにする。
苔をピンセットで、少し縦向きにつかむ。
ピンセットでつかんだ苔を、容器の奥に挿す。
次の苔、ホソバオキナゴケを適量用意する。
苔をきれいにする(苔には、虫の卵や幼虫などが潜んでいる場合があり、きれいにすることで発生を防げる)。苔の裏側の土をはさみで切り取り、その後、水(流水)で洗うとさらによい。
虫などの発生予防に、殺虫殺菌剤を裏側に適量散布する。
苔を入れる。ソイルの上にホソバオキナゴケを置く。ピンセットの先や、反対側の平たい部分を使って苔を押さえ、土と密着させる。
他の苔を入れる。ヒノキゴケの根元をきれいに水洗いして、少量ずつピンセットで挿す。景色、風景を思い出しながら適当な場所に挿してみてください。
最後に、ガラス容器の内側を清掃する。ティッシュペーパーを少しピンセットでつかみ、容器の内側をきれいにして、あなただけの苔テラリウムが完成。

□注意すること

★太陽にあててはいけない。容器の中が蒸れて、苔が湯だって死んでしまうため、日の当たらない、明るい窓辺やLEDのライトを当てて育てる。植物育成用のLEDライトがベスト。

★乾燥に気をつけてスプレーで濡らす。土が濡れていれば水やりは控えめにする。

★LEDライトの明るさが調整できると、苔の色合いを濃くも薄くもできる。

取材協力/原 清文

苔に魅せられInstagramで苔テラリウム作品を投稿する。アカウントはこちらから

イベント参加するほか、苔テラリウムや苔玉のワークショップも行う。

「てままこ」(安来市島田町607-11、電話090-7995-7059)で作品を委託販売中。

一覧へ戻る