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「元気」のための基礎知識<知っていますか? 禁煙支援薬局 編>【PR】

年齢を重ねても心身ともに健康に過ごしたい! そんな願いをかなえる秘けつをウサギの「げんきち」が取材!
耳寄りな情報をお届けします。
<企画:島根県・島根大学医学部>
5月31日は世界禁煙デー
「受動喫煙のない社会を目指して~私たちができることをみんなで考えよう~」
たばこの害と喫煙の現状
たばこに含まれるニコチンを体内に取り込むと、脳に快感を与える神経伝達物質「ドーパミン」が放出され、「気持ちいい。また吸いたい」と感じます。ニコチンには強い依存性があるため、簡単にはたばこがやめられなくなってしまいます。
たばこの煙にはタールなど有害な化学物質が含まれています。肺がんのほか、息切れや呼吸困難、慢性的な咳(せき)やたんなどの症状が出る慢性閉塞性肺疾患(COPD)といった健康被害を引き起こします。特にCOPDは長年の喫煙習慣が最大の原因とされています。これらは喫煙者だけでなく、周囲の人にも同様のリスクがあります。
げんきち「喫煙は病気の原因になるんだ!たばこを吸わない人にもリスクがあるなんて…。」
先生「そうなんです。島根県内のたばこを習慣的に吸う人は男女ともに減少傾向ですが、健康のために喫煙習慣を見直していきたいですね。」
「禁煙支援薬局」とは?
「禁煙したくてもなかなか1人では難しい。背中を押してほしい」「禁煙したいけど、まずどこに行けばいいのか分からない」。そんな人が気軽に相談できるのが「禁煙支援薬局」です。
げんきち「薬局なら気軽に相談できそうだね。かかりつけ薬局が禁煙支援薬局なら処方薬を受け取るついでに相談できて便利!」
▽禁煙支援薬局一覧はこちらから
▷ステッカーが目印!
禁煙支援薬局には健康長寿しまねマスコットキャラクター「まめなくん」のステッカーが配られています。かかりつけ薬局や身近な薬局に貼られていないか、探してみましょう!
▷禁煙治療実施医療機関って?
禁煙治療は「ニコチンパッチ」という禁煙を補助する貼り薬を体に貼り、少量のニコチンを体に吸収させることで「たばこを吸いたい」という症状を軽減させ、徐々にたばこを吸うのをやめていく方法が主流です。禁煙治療には健康保険適用も認められています。禁煙治療を行っている医師や専任の看護師がいて、必要な条件を満たした病院やクリニック「禁煙治療実施医療機関」は県内99機関あります。
▽禁煙治療実施医療機関一覧はこちらから
▷相談事例
〇相談者:50 ~60代男性
<先生の対応>
男性の禁煙への強い意志を感じ、近隣の禁煙治療実施医療機関を紹介しました。受診につながり、ニコチンパッチを12週間貼り続けて徐々に依存状態を抜け出し、禁煙に成功しました。
男性の治療中は、医療機関で処方されたニコチンパッチの受け渡し時に禁煙の進み具合や心境を聞いたり、ちょっとした相談に乗ったりとコミュニケーションをとることができました。禁煙というゴールまで、相談者に伴走しながらサポートできるのは支援薬局の強みだと感じました。
加熱式たばこは禁煙へのステップではない!

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