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ばんだい先生家計アドバイス<親との同居は実現可能?>

ばんだい先生家計アドバイス~ここがポイント

☆ばんだい先生 家計アドバイス☆

 あなたのお宅の家計はいかがですか? ファイナンシャルプランナー(FP)の上級資格を持つばんだい先生が、家計改善や資産形成のポイントをアドバイスします。

親との同居は実現可能?

Q:現在はアパート住まいです。近い将来、私の両親と同居(2世帯住宅)を考えています。その際、実家をリフォームするか、建て替えるかで悩んでいます。
Aさんの状況 / 松江市在住
Aさん(35歳・OL)、夫(39歳・サラリーマン)子どもは小学生2人。

A:たびたび、相談を受けるテーマです。今回は奥さまの実家ですが、これが夫の実家となるとキッチン・水回りが世帯分離となる可能性が高く、必然的に高額となり実現のハードルが上がります。

 総額をつかむ 最初に総額をつかんでください。総額とは①建築費はいくら掛かるのか?②そもそもこれからの人生を考えて家づくりにいくらお金を掛けてもいいのか?という2つの総額があります。この2つは全く別物ですが、同時並行して把握します。①は建築費の概算です。弊社では私が基本設計を行います。②は将来家計簿を作ることで把握できます。この際に人生に必要な費用は、優先順位の高い順に教育資金・老後資金・住宅費となります。お子さまが3人以上になると、これからの教育費負担が大きく住宅費を捻出することは容易ではありません。

 失敗する代表的なパターン 家づくりにおいては、「成功する」よりも「失敗しない」ことに気を使った方がうまくいきます。私は300棟以上の家づくりで設計・資金の両面から関わってきた経験から、失敗パターンは大体3つです。①納得しながら慎重に進めていない( 具体的には、自分で完成時期を設定し、あせって進めて大失敗するパターン)、②細かいことを気にして全体を見ない( いろんなケースがありますが、数万円に気を取られて数百万の損をするパターン、具体的には、弊社の家づくりセミナーで、電卓で何か計算しながら私の話を聞いて、大事なことを聞かない人 )、③比較をしない( 具体的には最初から1社で話を進めて大失敗するケース )。これらに該当しないように気をつけてください。

 

 家計 Aさんの場合、将来家計簿で住宅予算を算出する際に最も大事なポイントが「生活費の把握」です。実は、生活費が少し減るだけで住宅予算は大きく増えます一方、大抵が現在の生活費すらつかんでいない上に、今後は両親との同居になるので将来の生活費の把握がさらに難しくなります。ここでのコツは親の負担分を決めること、そのためには、今の無駄見直しと同時に、あらかじめ食費などの分担を親子で話し合ってください。奥さまの実家の場合、その話し合いは容易です。2世帯住宅がうまくいくコツです。

【アドバイス】

①とにかく最初に総額②をつかむことが全てのスタートです。

②3つの失敗パターンを避ければ大丈夫です。

③将来の生活費と分担を正確に把握します。

ばんだいこうじ

年間100件前後の家計・保険・老後設計・年金・資産運用の家計相談を実施。住宅に関しては、船井総研をはじめ全国各地で専門家に指導・講演を行う住宅業界のカリスマ。松江にあるFP住宅相談所では家づくりが楽しくなるセミナーを開催し、年間30棟以上の家づくりを実際にサポート。

相談者募集

 ばんだい先生に家計相談したい読者を募集しています。紙面では仮名とさせて頂きます。質問内容と住所・氏名・電話番号を書いて下記へ。WEB(こちらから)またはメール(myhome@itn21.net)でも受け付け中。また希望者には面談にて詳細をお答えします。

〒690-8668 松江市殿町383 りびえ~る担当「家計アドバイス」係

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