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冬ギフト~お歳暮、まる分かり編~
地元の一品がたくさんそろう冬ギフトに関連し、お歳暮の基礎知識やマナー、贈って喜ばれる最近人気の品を教えていただきました!
お世話になったあの方への贈り物を、心を込めて贈りましょう!
Q.お歳暮はいつから始まりましたか?
日本でお歳暮が始まったのは、室町時代からといわれています。
その後、一般的な風習として全国に広まり、昭和30年頃には現在のようなお歳暮のスタイルになったようです。
もともと「歳暮」は「年の暮れ」を表し、年の暮れから正月にかけて使われるお神酒やお供え物を、年末、生家や 本家に贈る風習がルーツのひとつだといわれています。
江戸時代になると、武士が組頭に年末の贈り物をする習慣ができ、明治時代に入ってからは、現代と同じように お世話になった方々へも贈り物をするようになりました。
Q.お歳暮はいつ贈るのがいいでしょうか?
12月20日までに届けるのが一般的ですが、地域によって多少の違いがあるので注意が必要です。
関東地方 | 12月1日~20日 |
沖縄地方 | 12月1日~25日 |
その他 | 12月10日~20日 |
全国的に時期は早まっている傾向にありますので、少々早くても問題ありません。
ただし、数の子や鮭のような生鮮物を贈る際は、年始直前に届いた方が良い商品もあります。 その場合は、25日頃を目安に手配しましょう。
また、年末は慌ただしくなりますので、相手の都合や転居していないかの確認をしましょう。
Q.人気の価格帯を教えてください。また、贈るものはどんなものがいいでしょうか?
3,000~5,000円の価格帯が多いです。
やはり主流は食品です。 クリスマスから年末年始にかけて、家族や親族が集まる機会が多いシーズンでもありますので、 にぎやかな席で召し上がって頂ける、お肉やお魚の生鮮食品のみならず、スイーツや果物も人気です。
県外の方へは、地元の食材も喜ばれます。 贈られる先の家族構成や、年末年始の過ごし方をイメージして選ばれることをおすすめします。
Q.手渡しで渡すときのマナーは?
基本、風呂敷に包んで行き、「いつもありがとうございます」などのお礼の言葉と一緒に渡しましょう。
持参する時間は、10:00~11:00、または14:00~16:00で、早朝や食事の時間帯を避けます。
事前に連絡せずに訪問する場合は、玄関先で渡してすぐに失礼しましょう。Q.お歳暮を受け取ったときのマナーはありますか?
Q.お返しをする必要はありますか?
関係性もあり、ケースバイケースのこともありますが、いただいたらお返しをするのが基本です。
贈らない場合もお礼状を書くか電話で、すぐにお礼を伝えましょう。
Q.お返しが遅くなった場合はどうすればいいでしょうか?
お歳暮をいただいてからお返しする場合は、お歳暮の時期に贈れないこともあります。
その場合は、12月中はのしを「お歳暮」、1月1日~7日までの松の内は「お年賀」、 1月8日~2月4日までは「寒中御見舞」または「寒中御伺」としましょう。
ただし、関西は15日までが松の内になりますので「御年賀」でも大丈夫です。
また、本来お年賀は年始の挨拶回りの際に持参するものなので、なるべく直接渡しましょう。
贈り先が喪中の場合は、お年賀は控えて、「寒中見舞い・寒中御伺」にしましょう。
お歳暮で、今と昔の違いはありますか?
お歳暮の風習は経年とともに廃れつつあるともいわれていますが、今と昔でさほど大きく変わってはいないように思います。
最近の傾向として、ご自分(ご家族)で召し上がられる商品を頼まれることが増えました。 その最たるものの一つがおせち料理ですね。
ただ、年末にお世話になった人へ感謝を伝えるという日本人らしい風習を、残していけたらと思います。
これであなたもお歳暮についての基礎知識はバッチリ!
せっかく渡すものならマナーをわきまえて、相手に気持ちよく受け取ってもらいましょう!^^
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