読みもの

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雲南の魅力を伝えるクラフト製品がずらり<地ものセレクトショップ ローズマリー>雲南

陶芸、木工製品、布小物をはじめとする雲南周辺の作家らの作品を販売。

中でも間伐材を利用した商品の数々は、インテリアとしてはもちろん、アウトドアシーンでも人気。

 

店長のおすすめ

間伐材の木工製品
丸太(990~3,300円、写真手前左:スウェーデントーチ440~660円)
スライス(110~660円)
置物(各440円)

 

鉢植えの台や、大きいものはスツールにも。一点ずつやすりをかけるので手触りもなめらか。

十字に切り込みが入ったスウェーデントーチは、火をつけてコンロのように使用する人気のアウトドア用品で、燃え崩れるまでフライパンを直に置けるので便利。

小枝に刺したマシュマロをあぶって食べるアウトドアスイーツには、これがなくては!

 

“本気”の丸太や枝ものを販売する店はなかなか見つからないが、ここなら多彩な木材が太さ、長さ、厚みも選び放題で、木の種類によって色や香りも、音も異なることも学べる。

店長の藤原寿至さんが所有する山の間伐材を、就労継続支援A型・B型の側面を持つ同店で加工している。

 

研磨を担当する石原直樹さん。

「手ざわりを確かめながらやすりをかけていると、無心になりますね~」と楽しげだ。

やすりは粗さを3段階変えて、1点ずつ丁寧に手作業で磨いているため、表面はしっとりなめらか。

値段も手ごろなため、県外から求めにくる人もいるそう。

 

「斐伊川和紙」
ティーマット(1,650円)
名刺入れ(各2,200円)
びんせん(小・880円、大・1,650円)

 

雲南で江戸時代から続く和紙作り。そぼくな風合いが生きたびんせんで、久しぶりに手書きの手紙を。

名刺入れは丈夫で水濡れにも強く、地域のアピールにもなると役場関係の人が購入していくことが多いとか。

原料となる楮(こうぞ)は、今春まで同ショップが手作業で加工したものを使用する。

バックヤードでは、水でふやかした原料から樹皮を一枚ずつはがして乾燥させる作業に取り組んでいた。

「出雲大東窯」コーヒーカップセット(奥左・2,420円)エッグベーカー(前中央・660円)
「竹翠窯」マグカップ(奥中央・2,200円)、小皿(前右・880円)
「こしゃな工房」丼(奥右・1,500円)、片口小鉢(前左・700円)

 

加茂や大東の3窯から届く器は使いやすさで評判。それぞれの個性を楽しんで。

どっしりと重厚なものから、和に洋にと料理を選ばない若い感性を生かしたものまで、日用品に最適な価格帯で扱う。

 

「舟木木工所」くみこころ(八重桜亀甲・2,800円)
「親木遊杢倶楽部」名刺入れ(各2,530円)

舟木木工所が手掛ける、伝統の組子細工を作れるキット「くみこころ」は難易度別に3種類。

古くは飛鳥時代に端を発し、建具や小物をくぎを使わず木だけで組み上げる組子細工。

店舗奥には、同木工所が手掛けた見事なついたてや、若い弟子たちが企画したアクセサリーも。

親木遊杢倶楽部は、さまざまな業種を定年退職した方が、趣味の一環で始めた木工サークル。

プロ裸足の製品は、小物はもちろんベンチや机など小家具もあり、ほとんどが1万円以下の良心的な値付け。

 

 

お店の特徴を伺うと真っ先に、地元で作られたものを幅広く置くこと、と返ってきた。

「ねむの木はこのあたりではカーカと呼んでいて、夜になると葉が閉じるから夫婦円満の象徴って言われてるんですよ」

「出雲大東窯は、もともとモリブデン鉱山の近くに開かれた窯で、モリブデン成分を多くふくんだ緑色の釉薬が特徴。今は若い職人さんが白っぽいモダンなのも作っています」

取材中も、ご当地愛が隠し切れない商品説明にほっこり。

訪れれば、雲南エリアの魅力を再発見すること間違いなしだ。

 

 

地ものセレクトショップ​ ローズマリー
住所:雲南市木次町里方30―2 マルシェリーズ2階 【MAP】
営業:9:00~17:00
電話:0854-47-7026
休み:水・日曜日
駐車場:あり
IG:こちらから

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