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<PR>「元気」のための基礎知識 <禁煙を成功するために! 禁煙外来を活用しよう 編>

りびえーる健康取材班と学ぶ! 「元気」のための基礎知識

30歳を前に体の変化を感じながらも目を背けてきた取材班の「大」。

新たにコーナーを担当します。健康に長生きしたい! 今だからこそ、病気と健康の基礎知識を学びます。

 

企画/島根県・島根大学医学部

【今回の先生】

呼吸器専門医

内科認定医

遠藤クリニック院長

遠藤 正博先生

タバコの体への影響と禁煙

▶「タバコは体に良くない」は周知の事実ですが、実際の影響は?

 タバコにはさまざまな有害物質が含まれます。

喫煙は、イメージしやすい肺がんや肺気腫だけでなく、脳梗塞や心筋梗塞などのリスクも高めます。

タバコは「万病のもと」なのです。

タバコを吸わない人がタバコから出る煙を吸い込み、健康被害を受ける「受動喫煙」の問題もあります。

▶よく聞く禁煙の失敗談。禁煙ってそんなに難しい?

 とても難しいです。タバコに含まれる二コチンが切れると、イライラしたり集中力が低下したり、さまざまな禁断症状が現れます

タバコを吸うとそれらの症状が消えて、「すっきりした」と誤認してしまい、タバコを吸ってしまう。

これが、ニコチン依存症の特徴で、禁煙が難しい要因です。

遠藤先生「『タバコを吸うと仕事がはかどる』という人も、決してはかどってはいませんよ。

二コチン切れで仕事のパフォーマンスが落ちた分、タバコを吸って平常に戻っただけ」

 

大「タバコを吸うための時間を考えると効率は悪そうですね…」

禁煙外来について

▶禁煙外来ってどんなところ?

 禁煙に向けて頑張る人に伴走しながらサポートをする機関です。

禁煙外来を訪れるきっかけは、「家族に勧められて…」「子ども(孫)が生まれるまでに!」などさまざま。

自力で禁煙にチャレンジする人の成功率が1割なのに対し、禁煙外来を活用した人の成功率は7~8割というデータもあります。

薬の効果だけでなく、治療をする中で気になることを聞けたり、大変さを理解してもらえたり、パートナーのような存在がいるかどうかがこの差に表れていると思います。

標準的な治療期間は12週間で、計5回通院します。

治療には貼り薬「ニコチンパッチ」を使います。

皮膚からニコチンをゆっくり吸収させるもので、タバコの代わりに禁煙時のイライラや集中できないなどの症状を和らげます。

段階的にパッチのサイズを小さくして、順調にいけばパッチの使用を終えて禁煙成功となります。

教えて!タバコに関する素朴な疑問

Q.加熱式タバコにも害がある?

A.含まれる成分は、紙巻きタバコと同じです。

よく「紙巻きタバコよりも健康被害が少ない」と言われますが、決してそんなことはありません。

副流煙がほとんど出ないので周囲への影響は抑えられますが、影響はゼロではありませんよ。

Q.「禁煙=太る」のはなぜ?

A.ニコチンの影響で弱っていた胃が元気になり、舌や鼻の粘膜の慢性的なやけどで鈍っていた味覚、嗅覚も回復します。

食べ物を「おいしい」と感じられる健康的な体になり、よく食べて太ることがあります。

Q.身近な人の禁煙を見守る側がどうすればいい?

A.身近な人の禁煙宣言に「どうせ続かんよ」とついつい言ってしまいがちですが、そこをぐっと抑えて、「1日吸わなかった!」と言われれば、大げさなくらいに褒めて頑張りを認めてあげてください。禁煙の成功率をぐっと高めます。

今回のまとメモ♪

大「禁煙の成功の鍵はズバリ、何ですか?」

 

遠藤先生「『絶対に禁煙する!』という強い意志と、禁煙外来をうまく活用すること、の二つです。

今は元気でも、非喫煙者の同年代の人との差は必ず出てきます。後悔することがないよう、勇気を出して禁煙にチャレンジしましょう」

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