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テオ・ヤンセン展▶▷見て 触れて ストランドビースト<PR>
砂浜の生命体 体感!
テオ・ヤンセン展
島根県立美術館 8月28日まで
★記事下に「ミニビースト」キット プレゼント応募要項★
拡散しよう! 全ビースト撮影OK! 中国地方初上陸 日本初公開作品も
「現代のレオナルド・ダ・ヴィンチ」とも称されるオランダ生まれの造形作家テオ・ヤンセンさんの企画展が、松江市袖師町の島根県立美術館で開催中。中国地方では初開催で、日本初公開の作品を含む“ストランドビースト”14点が集結した。8月28日まで。
オランダ語で「砂浜の生命体」を意味するストランドビーストは、プラスチックチューブで構成され、風を動力に生物を思わせる歩行をする巨大な立体作品。ヤンセンさんが1990年、オランダの海面上昇間題解決のため、海岸に自生して砂を積み上げる防波堤ができないか、という発想を基点に生みだした。
同展では、作品に触れたり、「リ・アニメーション」と称して巨大な作品が実際に動く様子が体感できるほか、作品に使用する素材や構造の説明、構想スケッチも展示され、約30年間にわたるストランドビーストの変遷と進化を辿ることができる。
ミュージアムショップで販売するミニビーストのレースは親子連れに人気。学生時代からのファンだという松江市の貞広美帆さん(35)は長男帆高さん(3)と来館。「動くビーストを見て、触れて、とても幸せな気持ち。息子も大好きになったみたい」と興奮した様子だった。
手で押したり引いたり、来場者が動かすことのできる《アニマリス・オルディス》は親子連れにも大人気! 開幕前には出雲大社や稲佐の浜(出雲市)、松江城、島根県立美術館前の宍道湖畔(松江市)にも出没! (会期中は屋外展示なし)
県美前の宍道湖畔にも参上!
全長約16メートルの《アニマリス・スクイーラ》は日本初公開。開幕初日にはサプライズで翼を動かすリ・アニメーション。動く姿の公開はオランダ以外で初。
初日にはマーク・カウパース在大阪オランダ王国総領事が来館。
2025年大阪・関西万博のオランダ館を取り上げ「自然環境に美しく調和して存在するストランドビーストのように、イノベーションを育み、サステナビリティが当たり前となって未来に貢献することが目標。
さらなる旅へ出かけましょう」と来場者に呼び掛けた。
生き物のような動きの秘密は脚。ホーリーナンバー(聖なる数)と名付けられた一定の比で構成され、ヤンセンさんは理想の動きを生み出すこの数字にたどり着くまで1500以上の組み合わせをシミュレーションしたという。
環境に適応していくためのシステムを獲得しながら変遷し、生物のような進化を続けるビースト。
会場内ではヤンセンさんの動画上映も。「作り方はすべて公開している。触発された人が独自のビーストを生み出し、環境への思いを繁殖させてほしい」とプロデューサーの宮島弘司さん。
テオ・ヤンセン/THEO JANSEN(1948年―)
オランダ・スフェベニンゲン出身。
同国デルフト工科大学で物理学を専攻し、1975年に画家に転向。86年から新聞のコラムを執筆し、その中の「砂浜の放浪者」をきっかけに「ストランドビースト(strand:砂浜、beest:生命体)」を考え出した。
90年から風の力で動く「ストランドビースト」の制作を開始し、以後世界各国で個展を開催。
event new 追加開催決定!
■記念講演会『大人の科学マガジン』とテオ・ヤンセンのミニビースト
※聴講無料 ※当日先着順
・日時 8月14日(月)10:30~(約90分)
・会場 美術館ホール(190席/10時開場)
・講師 西村俊之氏(株式会社Gakken 大人の科学マガジン統括編集長 科学創造研究所所長)
聞き手 小田麻子氏(株式会社Gakkenグローバル戦略室 ライセンスチーム リーダー)
■探究くらぶ 小学生起業家トモッキーのストランドビースト教室 supported by 大人の科学マガジン
・日時 8月14日(月)13:30~15時:30
・会場 アートスタジオ
・講師 とも&ドラCo.トモッキー(小学校5年生・起業家)
ゲスト:西村俊之氏(株式会社Gakken 大人の科学マガジン統括編集長)
・内容 ストランドビーストについてのお話とミニビーストの組み立て
・定員 先着20名(20名に達した時点で受付終了)
・対象 高校生以上
・参加費 3,100円(「テオ・ヤンセンのミニビースト」キット代/1人)
・申込方法 島根県立美術館お問い合わせフォームから申し込む
https://ssl1.suntory.co.jp/apl/btcr/cp/SPSSHIMANE01/form
・参加通知 応募日から3日以内に返信
■美術館キネマ 映画「おとなのかがく」
※鑑賞無料 ※当日先着順
・日時 8月19日(土)①10:30~②14:00~(上映時間50分)
・会場 美術館ホール(190席/各回30分前開場)
・内容 『大人の科学マガジン』編集長・西村俊之氏の依頼を受け、“ストランドビーストの子ども”として『テオ・ヤンセンのミニビースト』が試作屋・永岡昌光氏によっていかにつくられるのか、その過程を3年がかりで追ったドキュメンタリー。10メートル超の作品を付録サイズに極小化し、風の力だけで動く世界にたった一つの精巧なプロトタイプを実現する、ものづくりの現場が丹念に描き出される。(2013年/日本/50分/ブルーレイ上映)
★プレゼント企画★
『ミニビースト』キットを1名様にプレゼント!!
★申込締切:8月6日(日)23時59分★
※WEB限定企画により、郵送・電話などでの応募はできません。
※当選者の発表は賞品の発送をもって代えさせていただきます。
個人情報の取り扱い
※ご記入頂いた個人情報の取り扱いにつきましては、ご応募くださった読者の個人情報(氏名・住所・電話番号・メールアドレスなど)をプレゼント当選時の連絡・発送業務に利用させて頂きます。