SPECIAL TOPICS

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五月病応援企画! 「わたしLoveわたし」でちょいウツを乗り越える!

 異動や就職・転職、入学・進級…本人も見守る家族も、春の連休を過ぎ、ちょっとした憂鬱(ユウウツ)=ちょいウツを感じていませんか?

 憂鬱とうまく付き合い、そっと手放す方法を、一緒に考えましょう!

アドバイスをもらったのは…

カウンセリング&セミナー「わたし LOVE わたし」主宰

大橋千恵さん(松江市)

 

ありのままの自分を愛し、毎日をハッピーに過ごすためのサポーターとして「わたし LOVE わたし」を主催。フリーの婚礼プロデューサーとしての側面も。

風の時代…自分自身の「痛み」に気づこう

 スピリチュアルなものに興味がなくても、近ごろ耳にする「風の時代」という言葉。

令和を迎えた現代は、価値観が大きく変化する時代といわれています。

 簡単にいえば住まいも仕事も学歴も「安定」に重きをおかなくなり、軽やかで自由に生きることが一般的になる時代。

 所有するモノやコト(土地家屋、学歴や組織での肩書)、また安定した場所に属することに重きをおかなくなり、軽やかで自由に生きることが一般的に。 従来「~でなければならない」「~であるべき」という価値観だったものが、そうでなくなるのが「風の時代」です。

 実際に、コロナでリモートでの仕事や学習が一般的になり、「職場や学校に行かないと仕事や勉強ができない」という概念が覆されました。

 YouTuberという職業ができ、好きなことを好きなように発信することで、それをシゴトにできる、というのも今までになかった価値観です。

 ひとつの所に勤めたら定年まで勤め上げる、という価値観から、自分のスキルを使い、伸ばして、自身の可能性をこの人生で最大限に生かしていくという価値観になりつつあります。

 あなたの中で以前から大切にしている大事な大事な“価値観”。実はそれが憂鬱の根っことなり、あなたを苦しめていませんか?

 「私を大切にする」とは、その憂鬱に自分で気づき、抱きしめてあげること。これを十分してこなかった結果が不調につながっていることが多いのです。

 憂鬱さを少なくするために、まずは「自分が憂鬱だということに気づいてあげる」こと。周りと比べて自分は頑張りが足りないのでは?という比較ではなく、自分の中の自分が悲鳴をあげていたら、まずはそれに気づいて寄り添い、ふたをせず、認めて抱きしめてあげましょう

 そうかそうか、憂鬱だったか、と気づいたあとは、その気持ちを誰よりも自身で抱きしめてあげてください。決してムチでたたくようなことはしてあげないでくださいね。

 そして、私の中のわたしの声に耳を傾けてください。ここでは憂鬱さがなにか、なんていう壮大なことに向き合わないこと(笑)。

 一番おすすめしているのが、下で提案するトレーニング「今、食べたいもの(飲みたいもの)はなぁに?」ゲームです。これは「自分の中の自分と対話をする」トレーニング。

 自分の中の自分は、自分が“なにより心地いい何か”をよく知っています。それを都合や立場、状況、~であるべき、~でなければならない…という頭の中のあれこれを基準に、無視してきた結果が、憂鬱さにつながっていることが多いのが傾向です。

 

さあ、整理してみましょう。

①まずは「憂鬱なこと」に気づく。その憂鬱さにふたをしない。認めてあげる。無視してごめんね、と抱きしめてあげる。

②そこからゆっくりと、日常の中でできることから、自分の中の自分の声に耳を傾けてあげる、それを叶(かな)えてあげる。


 一人でできること(飲みたいもの・食べたいもの、聞きたい音楽、心地いいと思う香りの香水をつけてみるなど)から始めてください。

 家事を頼む、仕事を断る…などは「相手」という人が出てくるので3ステップ目くらいです。
 

 きっとあなたの中のあなたは、無視されてきたことに拗(す)ねながらも、根気強く対話していく中で、ゆっくりと声を聞かせてくれるはずです。

 

(大橋より)ここまでのお話をもっと深く知りたい人は、ハワイに伝わる伝統的な自己浄化法「ホ・オポノポノ」について調べてみるのもおすすめします。

自分自身の声を聞く! 「わたしLoveわたし」のためのトレーニング

 自分の中の自分=“わたし”と対話しましょう。

 “わたし”は何が自分にとって心地いいのかをよく知っています。

 私のところに相談にくる人には、それを無視してきた結果が、憂鬱さにつながっている人が多いです。

 

「今、食べたいもの(飲みたいもの)はなぁに?」ゲーム

 

 例えばコンビニに入ったら、何となくの慣れやカロリーで選ぶのではなく、ゆっくりじっくり、今“わたし”は一体何が食べたい・飲みたいのか?を感じてみて。

 通勤のときは、いつもより2分早く車に乗り、何が聞こえたら気分がいい?と“わたし”と対話してみましょう。昨日再生されたままの音楽をかけないこと。

 頭で考えたり、流れのまま…ではなく、心の中の自分の声と出合ってみてください

春ならではのちょいウツQ&A

「この春入った会社。勤めてみたけどどうしても合わない気がする…」

 

 どうしても合わない、にはいろいろな理由があるかと思います。

 やりたいことと全然違った、人間関係がうまくいかない、条件が合わない…など。またそこに「紹介者」が関わっていたりすることも。

 自分の違和感がナニモノなのかが分かれば一番いいですが、1人では見つけにくいもの。カウンセラーなどプロに相談してみるのも手です。

 「入ったばかりだし」「紹介者に迷惑をかけるから」と無理をすることなく、次のステップを考えていいかもしれません。

「春の役員決め。やりたくないのに引き受けてしまった」

 

 本当にやりたくて取り組む人と、イヤイヤしている人のエネルギーの差は、組織運営の円滑さを損ないます。

 まずは引き受ける前に「順番だから・慣習だから・クジで当たったから」ではなく、私は引き受けたいのか、引き受けたくないのか? を自分で理解しておくこと。多くの地域、学校の役員はシゴトとは違い、お手当が出ません。それも含めてもっと真剣に引き受けるか否かをしっかり考えましょう。

 引き受けたなら前向きに取り組む、断るなら「忙しいから」という表面的な理由ではなく(忙しいのはみんな同じ!)、きちんと「興味が持てない」という姿勢を。そこで自分の意見、気持ちに責任を持って

 またそもそも論として、ボランティアというものは、その組織に本当に関わりたい人がその想いとエネルギーを持って運営するものだろうと思います。イヤイヤでしか人が集まらないようなら、組織そのものを見直してみてはいかがでしょう。

「子どもが不登校に…一体どうしたらいいですか?」

 

 最近多い相談ですが、子どもというより自分自身の問題であったりします。共に生活している人はおおよそ自分の鏡です。

 相手を変えようとする前に…まずは、あなたの毎日は楽しいですか? あなたは、しあわせで、豊かですか?

 お子さんが心配なのも十分理解した上で、振り返ってみてください。全く関係ないように見えるところが実は根っこだったりします。

 家庭問題の相談には、配偶者からの心ない言葉や無視のハラスメント、男女関係の問題も多いです。

 生活があるから、子どもがいるから…そこも十分に共感した上で申し上げるなら、傷ついているのに我慢していませんか? 相手に傷つけられているようで、実はその人とい続けることで、自分で自分を傷つけていませんか?

 あなたのことをあなたが傷つけたら、何よりあなたがかわいそうです。

 相手に幸せにしてもらおうとしないで、あなたがあなたを幸せにしてあげてください。もうあなたがあなたを傷つけなくていいんです。

「ママ友の輪に入れません。みんなワイワイ楽しそうなのに…」

 

 子どもを育てる中で、ある程度のコミュニティーは必要だとは思いますが、そこで自分が無理をしていてはいいエネルギーが出ませんし、そういう輪に必ず入らなければいけないこともありません。

 大切なのは「コミュニティーに入った方がいいと聞いたから」「ママ友は必要だと聞いたから」「いないとおかしいと思われそう」「子どものためにもいたほうがいい」という外側の情報ではなく、自分にそれが必要なのかをよく考えてみること。

 「声をかけて輪に入ること」「公園で子どもと二人きりで楽しむ」、どこに勇気を持つのかはそれぞれで、“友達100人”できなくていい。

 私には2人の息子を通じて知り合って友人になった人はいますが、ここでいう「ママ友」とは違うように思っています。

まとめに代えて…

 社会生活を送る上で、本音と建前が大事な場面もあるでしょう。

 でも、今まで自分が大切に信じてきた「正しさ」を、少し違う角度から見てみて

 自分が感じた「違和感」に丁寧に気づき、放置しないこと

 「みんながしているから」「周りがこういうから」「あの人がこうだから」

ではなく、

 つくづく「わたしはどうしたいのか??」に立ち返り、「わたし」を大切にしてほしい。

 たくさんの相談を受けてきて思うことですが、この小さな“違和感”を、ほっておけばおくほど「問題」や「悩み」というものが起きやすくなり、そしてその「問題」はさらに大きく、また自分以外の人という登場人物を増やして、目の前に現れるようです。

 違和感を持った自分と、判断したことに責任を持てる「健全な自分」でいられるよう、毎日の小さな幸せを十分に感じながら自分を労(ねぎら)って生きていきましょう。

 「わたしを大切にすること」が何よりも、あなたの周りの大事な人を大切にする第一歩につながります!

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