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あそびばキッチン♪ フレイル予防の食事「さあにぎやかにいただく」

★あそびばキッチン★

キッチンはココロがワクワクする遊び場。食事を楽しみ、ココロとカラダに幸せエネルギーをチャージしましょう!

 フレイル予防の食事 

さ あ に ぎ や か に い た だ く

さあにぎやかにいただく」とは、健康のために毎日食べたい食品群の頭文字をつなげた言葉です。

高齢期に起こりやすいフレイル(虚弱)を予防するために、「ロコモチャレンジ!推進協議会」が考案したもので、さまざまな食材をバランスよく食べるための合言葉として使われています。

★あなたは何品目食べていますか?

主食に加え、上記の10種類の食品群のうち毎日少なくとも4品目できれば7品目以上を食べるのがよいといわれています。

実際に食べたものを数えてみると、思ったより数が少なかったり、偏りがあったり、自分の食べ方のくせが見えてきます。ことに最近は、食品の価格高騰や調理の簡素化などから、選ぶ食品の範囲が狭まる傾向にあるので、年代にかかわらず一度チェックしてみてもよいかもしれませんね。

★フレイル予防のポイントは「たんぱく質」

10食品群のうち、魚・肉・牛乳・卵・大豆の5つはたんぱく質を多く含む食品ですね。高齢期にたんぱく質が不足すると筋肉が落ちやすく、運動機能も低下しやすいことから、より意識して摂(と)りたい食品として挙げられているんです。また、複数の食品からたんぱく質を摂ると筋肉が合成されやすいともいわれています。少量ずつでいいので、野菜や果物・芋類も含め、いろいろなものを組み合わせて食べるのがポイントです。

★牛乳・乳製品の活用

これから寒い時期に不足しやすい食品の一つが「牛乳」。

夏場のように水分補給を兼ねて、ゴクゴク飲むというシーンは少なくなりますね。1本買っても飲みきれないとなると購入するのもおっくうになりそうです。こうした場合は、ヨーグルトやチーズなど、比較的保存期間の長い乳製品を料理に活用してみてはいかがでしょうか。

バナナチーズトースト

食パンにスライスしたバナナとピザ用チーズをのせて焼く。
メープルシロップをかけて。

ヨーグルトみそ漬け

プレーンヨーグルトとみそ同量をよく混ぜて漬け床を作り、食べやすい大きさに切った大根やニンジンと共に保存用袋に入れて1~2晩冷蔵庫で寝かせます。

指導:佐々木 久美さん
(あそびばキッチン 管理栄養士)

山陰中央新報文化センター講師・日本体育協会公認スポーツ栄養士

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