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【出雲市】<手織絨毯 出雲の羊>暮らしに手織り絨毯のぬくもりを

イランや周辺国の手織り絨毯(じゅうたん)・ギャッベに魅了された店主が、自宅店舗ならではの良心価格でラグやカーペット、雑貨を販売。
実際に見て触って初めて伝わる、ふかふかの手ざわりや、素朴な風合いを体験して!
毛足が3㌢ほどと長く、ふっくらしているのがギャッベの特徴。
小さめのものは、玄関マットとして置ける大きさのものから座布団やイスにおいて使えるものまでサイズもいろいろ。
価格も比較的控えめなので、初めて取り入れるのにぴったり。
原毛や草木染めなどの自然な色合いに和む。
「同じ色でも染まり具合で微妙に色合いが違うので、同じ色で織った部分にも微妙なグラデーションが生まれるのが魅力の一つです」と店主の岡 則子さん。
ラクダは富、ヤギは子孫繁栄、木は健康長寿…など柄に意味があるのも楽しい。
遊牧民が部族ごとの特徴的な文様を表現した織物がトライバルラグ。
毛足は短いが、目が詰まっており耐久性が強い。
ギャッベもラグも手入れが大変なのでは…とよく聞かれるそうだが、どちらも気兼ねなく掃除機をかけられるし、汚れが気になるときは硬く絞った雑巾などで拭く程度で質を保てるという。
気になる値段についても聞いた。
「大手のメーカーを通したものは、どうしても価格が上がってしまいます。ですが、当店は現地に直接買い付けに行って仕入れているので、比較的手ごろな金額で紹介できるよう努めています」
手織り絨毯の良さを知ってもらうために、なるべくハードルを下げたい…実際に触れて身近に感じてもらおうと、積極的にイベント出店もしている。
イランの室内履きはしっかりした作りであたたか!
中近東の遊牧民が平織りで作るキリムは壁飾りにも♪
手に取りやすい雑貨から、異国の文化に触れてみるのもよさそうだ。
保育士の仕事のかたわら、2024年春から自宅一室で絨毯を扱う店舗を始めた岡さん。
数年前初めてギャッベの絨毯を暮らしに取り入れてから、どんどんその魅力に引き込まれていったことが開店のきっかけだそう。
「羊も一頭一頭微妙に色が違うので原毛の色に個性を感じたり、柄ものにはラインが鮮明でない手仕事ならではの愛嬌があって和みます。何十年も使い続けられるので、経年で質感も色合いもゆっくり変化していくのですが、家の歴史とともにこれらすべてが味わいになっていくのがいいんです」
人の手と時の流れが生み出す表情が、人生を歩む楽しみにも重なって、心を優しく満たしていく。
手織絨毯 出雲の羊
住所:出雲市駅南町3-9-3 【MAP】
営業:【要予約】平日/9:00~11:00、土・日・祝日/10:00~17:00
電話:090-8064-1269
休み:不定休
駐車場:あり
Instagram こちらから
来店希望は前日までにInstagramDMか電話で連絡を
(記事は2025年2月8日現在)

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