読みもの

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はちみつラボ(^^♪縁の下の力持ち ハチミツの働き

 

 皆さんはハチミツをどんな使い方で食べていますか。普段、ハチミツを食べていない方にも、簡単に取り入れてもらえるような話をしたいと思います。

 ハチミツの最もオーソドックスな使い方といえば、甘み成分として砂糖の代わりにハチミツを取り入れる方法でしょうか。例えば、酸味の強いヨーグルトに甘いハチミツの相性は良く、安定のおいしさです。ヨーグルトの場合、味だけではなく、ハチミツの中のグルコン酸には、ビフィズス菌を助ける作用があるので、おいしい上に便秘や下痢を抑えるなど、腸内環境を整えるのにいいなんて一石二鳥です。

 ハチミツは砂糖やみりんの両方の役割を果たし、魚の臭みを消すのにも使えるので、魚を漬け込むタレにハチミツを使うのもオススメです。お肉を柔らかくするパワーも持っています。豚肉や牛肉もハチミツが入ったタレに漬け込んでから焼くと、安いお肉が高級なお肉に変身するかもしれません。また、香りや風味を生かすならば、ハチミツを非加熱で味わうドレッシングやソースに取り入れると、華やかな香りが料理を引き立ててくれるでしょう。

 ハチミツは料理に使うと、ほのかにハチミツを感じるだけで、料理の主役にはなりにくいですが、縁の下の力持ちとして味に広がりを持たせてくれます。皆さんも食欲の秋に自分のオリジナルハチミツ料理を作ってみてはいかがでしょうか。

 

 

 

◎講師

いち花(か)

(はちみつマイスター・山陰中央新報文化センター講師)

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