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ばんだい先生家計アドバイス<怖くてお金が使えません!>

ばんだい先生家計アドバイス~ここがポイント

☆ばんだい先生 家計アドバイス☆

 あなたのお宅の家計はいかがですか?ファイナンシャルプランナー(FP)の上級資格を持つばんだい先生が、家計改善や資産形成のポイントをアドバイスします。

怖くてお金が使えません!

Q:わが家は、正確な生活費や預金額も分からなくて、これからの大きな出費に怖くてお金が使えません。
Aさんの状況 / 松江市在住

Aさん(37歳・公務員)、夫(41歳・公務員)子どもは2人。

A:この不安には、小さな問題と大きな問題があります。

 A小さな問題 昨年拝見した約60件の家計簿では、生活費は最少170万円から最高490万円まで家庭差があります。相談者Aさんはその490万円で、この額は公務員共働きの家庭で時たま見受けられます。

 人間は入ってきた収入に見合う生活(支出)をします。さらにAさんのように共働きの家庭でよくある「別々の通帳」は支出管理の大敵です。

 でもこの小さな問題の解決は簡単です。まず生活費・使途不明金を把握します。その上でたまらない原因(大きな無駄)をバランス診断から見つけ削減すればいいのです。生活費に正解はないので、今の生活に納得されていれば特別見直す必要はありません。

 一方、弊社の相談の多くはマイホーム取得ですので、生活費490万円では不可能。できれば300万円前後が目標です。Aさんの場合は、バランス診断により保険料から教養娯楽費までを削減します。なお、教育費については削減の対象外で特別費となります。

 

 B大きな問題 比較的高齢の方に多いケースです。実は、お金は「ためる」より「使う」方が難しいのです。

 私も含めて、ためる教育は受けてきましたが、使う教育は受けていません。私は以前、度々小中高校にお金の教育に行きました。

 その際、お小遣いゲームをすることがあります。その目的は実はためることではなくて、使うこと、さらに言えば「上手に使う」練習です。上手に使うとは、後々使ってよかったなと思える使い方のことです。ゲームでも失敗します。そしてゲームでは失敗のリカバリーを学びます。

 現実生活を見ると、小さいときの失敗は少額で済みますが、大人になってからの失敗は大きなお金を失います。ですから上手に使うには練習が必要です。相談例にかえりますが、将来家計簿で老後資金が確保できていても、それでも家などの大きな買い物ができない人がいます。習性として、お金を使うこと自体に強い罪悪感・ストレスを感じるのであれば、使わない選択肢もあります。

 同時に上手な使い方=人生の役にたつ使い方を考えてみて、受け入れる価値観も選択肢です

【アドバイス】

①自分がA、Bどちらか振り返ってみてください。

②Aなら家計簿の見直しで簡単に解決できます。

③Bなら自分なりの資産の使い方を冷静に考えてください。

ばんだいこうじ

年間100件前後の家計・保険・老後設計・年金・資産運用の家計相談を実施。住宅に関しては、船井総研をはじめ全国各地で専門家に指導・講演を行う住宅業界のカリスマ。松江にあるFP住宅相談所では家づくりが楽しくなるセミナーを開催し、年間30棟以上の家づくりを実際にサポート。

相談者募集

 ばんだい先生に家計相談したい読者を募集しています。紙面では仮名とさせて頂きます。質問内容と住所・氏名・電話番号を書いて下記へ。WEB(こちらから)またはメール(myhome@itn21.net)でも受け付け中。また希望者には面談にて詳細をお答えします。

〒690-8668 松江市殿町383 りびえ~る担当「家計アドバイス」係

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