夏本番のこの時期に気になる方が多くなるのが、肌の日焼けによる、シミ。私は日焼け対策に、１年中、日焼け止めクリームを持ち歩いていますが、私ほどではなくとも、毎年、夏が来ると日焼け対策に悩まれる方も多いのでは？

　日焼けは紫外線を肌に浴びることにより、皮膚が赤くなったり、人体の色素のメラニンが皮膚表面にシミなどのかたちで色素沈着したりすることですが、私はこのメラニンが生成されないように日焼け止めクリームなどを使用し、シミを作らないように心がけています。

　とはいえ、紫外線を４秒浴びると日焼けやメラニンの生成が始まってしまうほどの強敵。気を付けていてもメラニン生成を抑制するのは難しいのですが、日焼け止めクリームや日傘、帽子などの外側からの抑制だけでなく、内側からも抑制できるという研究データを発見しました。

　それは、「ハチミツを取ること」です。みつばち健康科学研究所では、肌に対しての乾燥・シミ予防に関する研究データを発表しています。その中で、アカシアハチミツのメラニン生成を抑制する効果として、メラニンの産生に関わるチロシナーゼという酵素の活性阻害作用について調査し、メラニンの産生を抑制する効果が見られたとあります。

　常々、健康や美容のために毎日大さじ１杯を取ることをオススメしていますが、今回はハチミツにはメラニン生成を抑制する効果もあるというお話でした。

　最後に紫外線は怖いですが、太陽光自体はリラックス効果や骨粗しょう症予防に良いとされています。過度に太陽を怖がらず、適度な日焼け対策をしていきましょうね。

◎講師

いち花（か）

（はちみつマイスター・山陰中央新報文化センター講師）

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