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カスタムビーチサンダルとサステナブル雑貨<twotwotwo(トゥートゥートゥー)>米子
神奈川・湘南から米子にIターンした店主が、便利さを実感するおしゃれなカスタムビーチサンダルや、プラスチックフリーの雑貨などをそろえる。
ゆるりとした空気感も◎。
店長のおすすめ
「B-san」ビーチサンダル(13~28㌢、全サイズ1,100円)
天然ゴムのストラップと丈夫なソールを、好みの色合わせでカスタマイズできる。家族でおそろいにできるサイズ展開がうれしい。まるで海外のお土産物屋のような、ビーチサンダルコーナー。
カラフルなウレタンソールは大人10色、子ども9色ほど。鎌倉ブランドらしいオシャレな発色が目に楽しく、色合わせには悩みそうだ。ストラップは天然素材ゆえか、程よく足にフィットしてくれる。
「よくある足の親指と人差し指の間の靴擦れがおこりにくいので、子どもにも安心して履かせています」と店主の城下彩衣さん。
サーフィンを楽しむ夫が毎日のように浜辺でヘビーユースしても2年は持つ、という強さで、1足1,100円という手ごろ感もいい。
Re:glassビーズのネックレス(1,800円~)
廃棄されるガラスボトルを材料に作られたビーズ。
クリア(白)、グリーン、ブラウンなど、もとの瓶を思わせるナチュラルな色味が美しい。
「環境への興味や問題意識の入り口が、“かわいい!”からなのもいいな、と思って」と城下さんが手作りしている。
睡蓮(すいれん)染めのタペストリー(1×1.15㍍四方程度、8,000円~)
ベンガラを染料に染物を作る岡山の作家もの。赤を中心に、さまざまな色が引き出されているのがユニーク。
Iターンでこちらに来てから出会ったものには、都会地にないものも。こうした発見が楽しく、向こうの友人に紹介することも多い。
(写真上から)スポンジクロス(770円)、バンブー石けん置き(1,460円)、ヴィーガンディッシュブロック(1,760円)
天然材料で速乾・吸収力に優れるクロス、丈夫で清潔な竹製の石けん置き、液体洗剤をしのぐ植物由来の食器用固形洗剤など、日用品からサステナブル志向へチェンジ。
プラスチックフリーやサステナブルをキーワードに集めた台所用品や生活雑貨は、環境を考えることを流行で終わらせない、目にも心地よく使い勝手がいいものばかり。
「使い捨てだったものを、丈夫で繰り返し使えるものに変えていきたい」。
サーフィンのメッカ・湘南に暮らし、山陰には縁のなかった城下さん一家。夫の鳥取への転勤をきっかけに、山陰の海や山に魅力を感じ、子ども2人を連れて思い切って移住した。自然の豊かさや、近所の人たちの優しさに日々いやされているそう。
「住んで間もないので、向こうでは見たことがないな…というものが見つけられる。湘南の文化を紹介しつつ、この地で出会ったいいものも向こうに伝えられる店でいたい」
その言葉が、城下さんの気さくでナチュラルな笑顔に重なった。