やってみたいけん！＜フィットネスボクシング＞

2022.10.19

身体を鍛え　心もリフレッシュ

先日、健康診断で「体重はクリア。体内脂肪は若干多いかな…問題はないけどね」とドクターの診断結果。少し安心したものの「脂肪」という言葉に敏感に反応するお年頃。一念発起、以前から気になっていたフィットネスボクシングを体験してみることにした。社会人チームで鳴らした元ボクサーの曽田浩司トレーナーが、体力に応じて無理のないトレーニングをサポートしてくれる「スリーロードボクシングジム」の門をたたいた。(りびえ～る・山根恵美)

※撮影のためマスクを外しています。通常、コロナ感染予防対策のため、マスク着用でお願い致します。

①まずストレッチ…ケガ防止のため入念に

「体の上から下まで回そう!!　伸ばそう!!」と曽田トレーナーの声が飛ぶ。

　首から始まり肩、腕と伸ばしていく。腰を回して膝を回す。膝がポキポキ鳴るのは運動不足？　足を深く伸ばすと、ハムストリングス(太ももの裏側の三つの筋肉)が伸ばされて気持いい。

②なわとび…持久力をつけながら、スタミナを養う

ボクサーが軽快に飛ぶ感じ、カッコいい‼

すぐに軽快に飛んでいるのは気持ちだけだと気が付いた。思うほどには足が上がらず引っ掛かる。でも、基本の３分達成を目指して跳び続けた。

きつい！　でもだんだん無になり、きっと心も軽くなる…と感じる前に、1分足らずで心肺の限界が。

動きが止まったところに曽田トレーナーの「２分頑張ろう！」という声に励まされて引っ掛かりながらも跳びきった。

まだ始まったばかり…

つま先で跳ぶことで、ボクシングのつま先立ちの基本姿勢が身につくそうだ。

③シャドーボクシング…フォームを学ぶ

バンテージ(グローブの下に装着する簡易的な手を保護するもの)を装着して、いよいよボクシングのフォームについて指導を受けた。

初めてのボクシングのフォーム。これよ、これ。

鏡の前に半身で立ち、上半身は正面にひねる。膝を曲げ構える。

あれっ？　なんか違う。カッコよくない。

曽田トレーナーに細かな修正を受ける。「右手をアゴ近くに、左手は携帯電話をしているように」…それらしくなってきた。左、右とシャドーボクシング。きれいに構えができていると「そうっ」と褒められるのがうれしい。ちょっと図に乗った途端に、手の位置や向きを気にして足のフォームがおろそかになり、足を意識すると今度は手が…あらららら。

鏡の前で３分。ストレートを出し続ける。常に、下半身を落としている状態なので足の筋肉疲労が半端ない。

筋力強化してるぞ、きっと！

ミット打ち…狙った場所に打ち込む

グローブをはめ、いよいよリングへ!!

グローブをはめた手を上下交互にし、相手の交互の手と合わせ、まずはあいさつ。

「カーン」頭の中でゴングが鳴った。

基本のツーステップで前後左右に移動しながら、曽田トレーナーの指示でパンチを出す。正しいフォームで腕や手の角度が合ったパンチがミットに当たると「バチッ!!」といい音が出る。気持ちがいい。音がするたびにテンションが上がる。右のストレートを打つと、自然と腰が入り、右足が伸びる。普段使っていない筋肉を使っている感じ。

ミットのいい音がしない時は、体もスッキリしない。いい音と正しいフォームはセットなのだ。

防御編では、左右、前後に動きながら曽田トレーナーの「しゃがむっ」という声とともにミットが目の高さに飛んでくる。体幹がぶれると瞬時に浅くしゃがむ行為のキツイことキツイこと。太ももはパンパン。でも楽しい！　

私の脂肪が燃えている！

体幹を鍛えることで、血の巡りやリンパの流れもよくなるそうだ。