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中間色の美…作家が手がけるドライフラワーの雑貨<skimmia flower works>出雲

ドライフラワー作家が営むアトリエショップ。

生花を仕入れ自店でドライにするものも多く、リースや花束などセンスある素材合わせと色合いの妙に魅了される。

店長のおすすめ

プリザーブドフラワーのリース(2,700円)

通年飾れて、2~3年は退色もしにくい花材を使用。壁やドアにかけて楽しもう。

ドライフラワーのスワッグ(7,700円)

 

プロテアとパームフラワーを使用し大人っぽい雰囲気に。

ウエディングの前撮りにも人気。

ドライフラワーの花束(写真は2,000円~)

 

小さいものだと1,000円台から。どのタイプの作品も希望に応じて予約注文にも対応。

長く楽しむポイントは、直射日光を避け、できるだけ触らないようにすること。

ホコリが気になるときは柔らかいホコリ取りで取り除くほか、ドライヤーの弱風を当ててもいいそう。

 

コサージュ(写真は1,900円~2,500円。花材・大きさによる)

 

春に向けオーダーが増える人気アイテム。

入卒セレモニー用には2月までに早めの予約がおすすめ。

使用後はケースにしまい、あれば食品用の乾燥材などを入れ、日が当たらない保管場所へ。

 

店内には所狭しと花材や作品が並び、天井からはドライ加工途中のさまざまな草花が下がる。

中にはなかなか見かけない珍しいものもあり、これはなんだろうと興味を引く。

「小花類など、県内をはじめ国内で栽培されたものが多いですが、冬が旬のキングプロテアなど、アフリカやオーストラリア、イスラエルなど輸入ものも。花材は製品仕入れもありますが、ほとんどは生花を買い付けて、鮮度のいいうちに店内でドライフラワーに仕上げているので、色味をキレイに残すことができます」

 

手がけるのは、ドライフラワーアーティストの伊藤かおりさんだ。

 

植物が好きで生花店で働いていた伊藤さん。

一時はカフェスタッフなどで分野を離れたこともあるものの、やっぱり花に関わる仕事がしたいと、自宅で仕入れの管理をしやすいドライフラワーに着眼した。

 

合理的な理由もあって選んだドライフラワーだが、扱ううちにどんどんその魅力に惹(ひ)かれていったという。

「くすみのある中間色がなんともいえなくて…独特のふわっとした美しさは言葉にならないです。やればやるほど、どんどん好きになるんですよね」。

 

ドライフラワーには“賞味期限”はなく、気が済むまで飾って楽しんでほしい、と伊藤さん。

色褪(あ)せた姿さえ様になる…その味わい深さをこれからも伝えていく。

 

 skimmia flower works

住所:出雲市平田町284-1 【MAP】

営業:13:00~17:00

電話:090-7504-2991

休み:不定休(Instagramで確認を)

駐車場:あり

IG:こちらから

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