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あそびばキッチン♪冬のあるある悩み(;^_^A 「正月太り」を解消するには?

お正月も終わり、気になりだすのがおなか周りの脂肪。

久しぶりに体重計にのってビックリ仰天、慌ててダイエットを始める人もいらっしゃるかもしれませんね。

あるアンケート調査によると、正月太りの経験がある人は7割くらいいらっしゃるそう。

今月は多くの人が気になる「正月太り」について考えてみましょう。

ホントに体脂肪が増えてるの?

「体重増加=体脂肪増加」と考えがちですが、実は体重が増える原因は、それだけではないんです。

例えば、塩分の多いものや糖質に偏った食事を続けると、体に余分に水分が取り込まれ、一時的に体重が微増する場合があります。

また、脂肪や糖分の多いジャンクフードなどを食べ過ぎると、腸内細菌のバランスが崩れ、便秘しやすくなります。

体脂肪1キロは7200キロカロリー

脂肪を1キロ得るには、7200キロカロリーのエネルギーが必要です。

例えば、1週間という期間で、食事のみで体脂肪を1キロ増加させるには、1日に約1000キロカロリー分の食べ物を余分にとらなければならなくなります。

この1000キロカロリーはポテトチップスで例えると3袋分、ラーメンなら1.5~2杯分、ショートケーキなら3個分に相当します。

少し想像してみると、通常の食事量に1000㌔キロカロリー上乗せして食べ続けるのは意外と難しく、2~3日で胃腸の具合が悪くなりそうですよね。

生活全般の見直しをしましょう

体重が増える原因はカロリーオーバーだけではなく、野菜不足などのバランスの悪い食事、不規則な生活、運動や睡眠不足など、さまざまな要因が絡んでいます。

短期間での体重増加は、不摂生により体の機能が落ち、不要なものが体から排出されにくい状態といえるかもしれませんね。

ダイエットの一環として、食事量だけでなく「体を動かす」「規則正しい生活に戻る」なども心がけてみましょう。

過剰なエネルギーが体に取り込まれ、体脂肪として定着するには2週間ほどかかるという説もあります。

体重増加に気が付いたら、早めに手を打ちましょう。

指導:佐々木 久美さん

(管理栄養士)

山陰中央新報文化センター講師・日本体育協会公認スポーツ栄養士

IG:こちらから

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