読みもの

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はちみつラボ(^^♪ 蜜蝋ハンドクリームを手づくりで

バレンタインデーが近づく時期、温かい牛乳に無糖のカカオとハチミツを入れて、ホッと一息つく時間も多くなりました。

さて、今回はミツバチたちの産品、蜜蝋(ミツロウ)の活用方法についてのお話です。

「蜜蝋」については以前にも、蜜蝋キャンドルのときにお話をしましたが、「蜜蝋」とは、ミツバチたちがハチミツをためたり、卵を育てるのに、六角形の部屋を働き蜂が体から分泌する蝋(ロウ)で作ります。その蝋のことを蜜蝋といいます。今では、化粧品や家具のワックスなど、さまざまな用途で使用されていますが、その中でも蜜蝋キャンドルは古代から「神からの贈り物」として、中世ヨーロッパでは教会の儀式用に使われており、つねに貴重品として扱われていました。

そんな蜜蝋ですが、肌がかさつきやすくなる冬の時期の救世主ともなるハンドクリームにも使用されています。そこで今回は蜜蝋ハンドクリームの作り方を紹介します。

作り方

1.細かくした蜜蝋1に対して、ホホバオイルなどの植物性オイルを8~10の割合で耐熱容器(または小鍋)に入れて火にかける

2.蜜蝋が溶けたら、冷めないうちに保存容器に入れる

3.完全に冷めたら、ハンドクリームの出来上がり

 

固めのクリームが好きな方は、植物性オイルの割合を少なくし、柔らかめのクリームが好きな方は割合を多くして、何度か作りながら自分の好きな固さを見つけてください。

また、火を消して、容器に入れる前に精油をほんの少し加えて、香り付きハンドクリームにするのもオススメです。

とても簡単にできますが、蜜蝋を細かくするときや溶かすとき、保存容器に入れるときには、ケガをする恐れがありますので、注意しながら作ってくださいね


◎講師

いち花(か)

(はちみつマイスター・山陰中央新報文化センター講師)

HP:こちらから

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