読みもの

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コラム◆◇◆Antiqueに心ときめいて VOL.1

VIVIENNE

松江市横浜町にある紅茶とアンティークの店「GALERIE VIVIENNE」店主。

プロトコール・マナーの資格を持つ。インテリアコーディネーターでもあり、アンティーク家具を使ったインテリアコーディネートの相談にも応じる。

100年以上前の陶器との出会い

松江市横浜町でcaféとshopを経営しているGALERIE VIVIENNE(ギャルリ ヴィヴィエンヌ)と申します。しばらく、わたしの足あとを書かせていただくことになりました。つたない文章ですが、ご覧いただけるとうれしいです。

ご存じの方もおられると思いますがVIVIENNEの始まりはAvignon(アヴィニヨン)から。5月でAvignonはオープン13年を迎えました。

6席だけのちいさなお店をやってみる。イメージは明確に、あとのことはひらめきと感覚で。自宅を建てることを機にその一部屋を使って静かにオープンしました。

その数年前からアンティークのドアや窓などさまざまなものを集め、それらを使ったアンティークなお店。子どもたちと犬たちを見守りながらできる私なりの形。

初めてのアンティークとの出会いは20年以上前イギリスVirol(ヴァイロール)、100年以上前の栄養補助食品が入っていた陶器から。

これに魅せられロゴ違い、年代違い、形違いと集めたのがきっかけでした。

それから東京や岡山、神戸、名古屋のアンティークショップ、ネットetc.あらゆる私の好きなテイストの古いもの集めが始まりました。そして同じくらい好きな洋服や食材探しも相まって、フランスやイギリスまで出かけるように。

ひとりで出かける外の世界はそれまでほとんどの時間を専業主婦で過ごしたわたしにとって新鮮で、また、懐かしい感覚を思い出させてくれました。

格安チケットも自分で手配して現地では路線バスや地下鉄を使い一日に約4万歩を歩く。Googleマップを片手に、有名な観光地を横目で見ながら歩く歩く。どうしても行きたい場所は効率よく時間のロスを限りなくして訪れます。

食事のほとんどが自炊か、スーパーで調達。おいしいバゲットとチーズとハム、玉ねぎとおいしい塩さえあれば何日でも過ごせます。

日本にいる時は体調が悪く、飛行機がたつまで悩まされることが多いのですが、パリやロンドンに到着すれば、そんなことはなかったかのように健康そのもの。おそらくあちらの気候や空気や水はわたしには合っているのかもしれません。

一言で言えば、「自由」。私がそんなに几帳面でないから相性がいいのかも? そんなこんなでAvignonを形にしていく旅が始まりました。

次回は旅のあれこれやクリームティーのことなどお話ししたいと思います。

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