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ばんだい先生家計アドバイス<シングル女性、マイホームが夢です>
ばんだい先生家計アドバイス~ここがポイント~
☆ばんだい先生 家計アドバイス☆
あなたのお宅の家計はいかがですか?
ファイナンシャルプランナー(FP)の上級資格を持つばんだい先生が、家計改善や資産形成のポイントをアドバイスします。
シングル女性、マイホームが夢です
家族構成
Aさん:52歳、子ども1人(大学生)
Q :50代シングル女性です。
夫とは離婚し子どもと暮らしています。昔からマイホームを持つことが夢でした。
私の家計状況でマイホームは可能でしょうか?
A :意外かもしれませんが、Aさんのように離婚後、単身になってからマイホームを持ちたいという相談は実は多くて、弊社では現在4人の方がマイホームを希望し同時並行してサポートしています。
自分(と子ども)だけの心安らぐ落ち着ける住まいを実現したいという気持ちは十分理解できます。
一方、共通して将来に対する強い不安があり、これに対しては現実と典型的リスクを認識し、十分な対策を取る必要があります。
リスクを明らかにするためには、将来家計簿(資金プラン書)を作ることは効果があります。
一方、残念ながら1回だけで明確な将来の方向性が見えるわけではありません。
弊社では、通常、家が完成するまでに資金プラン書を4回作成し、修正・確認を繰り返します。
現実の人生の課題は、簡単には解決しないということです。
初回の資金プラン書の結論は共通しています。
これまでためた資産とこれからの収入(住宅ローン)だけで土地を購入しマイホームを新築することはほぼ不可能です。
またこのコーナーでも度々説明していますが、人生の三大資金には優先順位があります。
今回のような相談の場合には、主としてこれから生きていくための老後資金の確保が先であり、教育資金負担もある場合には、こちらが最優先になります。
どうしても住宅資金は後回しになります。
2回目の資金プラン書では、盛り込む対策は次からの選択になります。
- 今ある不動産の売却:適正金額での売却と対応する税政制度に注意が必要です。
- 家族・親からの資金援助:親自身の生活にも配慮し、相続対策と贈与制度の選択が必要です。
- 家づくりへの子の参加:子の将来の生活設計への配慮が必要です。
- 既存(中古)住宅のリフォーム:物件の評価と技術的に対応できる建築業者の選定が重要です。
- 適正な住宅規模:予算が限られる中、要望を満たしつつコンパクトにまとめることが必要です。
各自を取り巻く人と資金の環境は異なりますので2回目以降の資金プランで対策が分かれます。
現に4人の方は①~⑤の別々の手段またはその組み合わせでマイホーム奮闘中です。
【アドバイス】
(1)リスクを正しく認識する必要があります。
(2)取りうる対策の中から自分に合った方法を選択します。
(3)デザインはコンパクトにまとめることが必須です。
ばんだいこうじ
年間100件前後の家計・保険・老後設計・年金・資産運用の家計相談を実施。
住宅に関しては、船井総研をはじめ全国各地で専門家に指導・講演を行う住宅業界のカリスマ。
松江にあるFP住宅相談所では家づくりが楽しくなるセミナーを開催し、累計300棟以上の家づくりを実際にサポート。
相談者募集
ばんだい先生に家計相談したい読者を募集しています。紙面では仮名とさせて頂きます。質問内容と住所・氏名・電話番号を書いて下記へ。WEB(こちらから)またはメール(myhome@itn21.net)でも受け付け中。また希望者には面談にて詳細をお答えします。
〒690-8668 松江市殿町383 りびえ~る担当「家計アドバイス」係