ビタミンC：シミ予防・ハリ対策などマルチに活躍

メラニン合成を阻害、ターンオーバーを促進してシミ予防。コラーゲン合成を促進し、肌ダメージを起こす活性酸素を抑制する作用で、たるみや毛穴引き締めにも効果◎

夏の肌疲れは活性酸素によるものが多いので、どの肌悩みの人にも！

CICA：炎症を抑え、肌荒れ対策に人気

CICA（シカ）＝ツボクサエキス。肌の修復・保護、鎮静作用で、肌荒れや吹き出物、色素沈着などに効果が高い。メラニンを排出しやすくし、キメを整える効果も

ナイアシンアミド：肌バリア機能を向上しシミ予防も

ビタミンB3のこと。身体の代謝に必要な成分で、セラミドやタンパク質を増やすことで肌のバリア機能を整え、シワを改善。メラニン生成を抑えるシミ予防効果も

レチノール：ターンオーバー促進で小じわ対策

ビタミンAの一種。肌表面の細胞分裂を活性化し、肌の代謝を高める。保湿性が上がり、シワ・たるみを改善。皮脂量をコントロールする働きは肌トラブルにも◎

発酵エキス：アミノ酸などが保湿効果を発揮

米や大豆、花のエキスなどを酵母で発酵させたもの。ビタミンやミネラル、アミノ酸、タンパク質などが豊富に含まれており、保湿効果・抗酸化作用に優れる

麹（こうじ）由来のものは日本酒の杜氏の手肌がキレイ、ということから研究開発が進んだ成分です

ヒアルロン酸：天然保湿効果でしっとり肌をキープ

肌の真皮層に存在する天然保湿成分のひとつ。コラーゲンをつなぐエラスチンの間を満たしており、乾燥を防ぎうるおいを保つことでハリと弾力を与える

トラネキサム酸：メラニン色素の生成を予防し白肌に貢献

メラニン色素を作る物質の働きを抑える効果や、炎症・アレルギーを抑える効果に優れ、シミや肝斑、傷による色素沈着を予防する

アスタキサンチン：高い抗酸化作用が肌老化に◎

老化原因の一つである活性酸素・一重項酸素に威力を発揮し、コラーゲンとエラスチンの分解を防ぐ。メラニン生成抑制によるシミ予防効果も

プラセンタ：細胞修復と保湿効果でハリ・弾力向上

保湿効果が高く、乾燥肌改善でハリ・弾力をアップ。ターンオーバーを促す線維芽細胞の活性化作用も。胎盤から抽出される成分で、ウマ・ブタや植物由来がある

シミ予防にも効果があり、古来から使われてきた歴史ある成分です

ストレス対策に、最初にお気に入りの香水・コロンなどを付けて、香りに癒やされながらお手入れするのもおすすめ。

化粧水

手よりもコットンの方が肌に有効成分が入りますが、紫外線や活性酸素などでダメージを受けた肌には特に優しく丁寧になじませます。パックを使うのも手。
 

美容液

化粧水と乳液の間に付けるものが多く、特にリポソーム系（※）など導入効果のある美容液は先に使用します。効かせたいポイントを中心に、優しく塗布します。

※リポソーム…人間の細胞膜と同じ「リン脂質」を、ナノサイズ（1mの10億分の1サイズ）級のカプセルにした微粒子
 

乳液

クリームっぽく使うなら手で、角質を柔らかくして拭き取るならコットンで。化粧品によっては化粧水の前に使うものもあるので、メーカーが推奨する順序で使用しましょう。

クリーム

美容成分の含有量・濃度が違いますから、お疲れ肌の回復には効果大。使用後は肌の上で酸化するので、夜塗布した場合は朝の洗顔後にキッチリ落とします。

どっちがおすすめ？
１.「効果の高い（値段も高い！）化粧水を適量使う
２.手ごろな価格の化粧水をバシャバシャ使う

クレンジングがきちんとできていて、有効成分が肌に入るなら、たっぷり潤う２でもOK。しかし効果の高いものは技術的にもそれなりに「肌に入りやすい」処方で作られています。
「必要なところに必要な美容成分を必要な量、持続性をもって届ける」ことがいい化粧品の条件。肌悩みに対し「ここだけは効かせたい」ものには投資して、ほかは価格を抑えるなど、メリハリのある選び方をするのもいいですね。

これって正解？
「どのみち汗で流れるからメイクは軽めにしてもいい？」

基礎化粧品で丁寧にケアしたお肌は、上質な下地やファンデーションでメイクを。成分もＵＶケア効果が高いものが多く、ケチらず使えばしっかりとした「防護膜」となってくれます！