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【隠岐の島町】<京見屋分店>島愛あふれる ビールが飲める雑貨屋さん
創業1952(昭和27)年。店主の祖父がお茶屋として始め、時代の流れや島民のニーズに合わせて営業形態や取扱商品を変えてきた。西郷港にほど近い店舗を谷田晃さん、一子さん夫妻が営む。
看板わんこ「テンてんちょう」が迎える店舗には、隠岐のアラメやウニなど、島と島根のお土産やお茶、器、暮らしの道具、ギフト用品をはじめ、クラフト・ビールやソフトドリンクが楽しめるカフェスペース。隣には「風待ちoffice」と名付けたワークスペースまで備える。
何屋さん? 「ビールが飲める雑貨屋さん」と笑顔の一子さんが答える。
谷田夫妻が店を引き継いだころに起きた東日本大震災を契機に、社会が急速に変貌する中、島の価値観や生活スタイルも変化してきたという。
「その中を泳ぐように」(一子さん)取扱商品も変わってきた。
日々の暮らしに潤いを与える生活雑貨から始まって、観光客のニーズに合わせ、出西窯、袖師窯、森山窯など島根の器や、民芸品を少しずつ増やしてきた。
5年前にはカフェスペースも設け、島の素材を使って石見麦酒(江津市)が作った「おきのしましまビール」を楽しめる。オリジナルラベルには「テンてんちょう」が!
「ブルーレモンのクリームソーダ」「島どれ梅のうめスカッシュ」などちょっぴりリゾート気分のソフトドリンクも。
23年春には、隠岐にフィールドワークに来ていた大学生の協力で、倉庫として利用していた古いアパートを改修して、「風待ちoffice」をオープン。島の山小屋をイメージしたというワークスペースは、ビールを飲みながらの休憩の場に。貸し切りの場合は利用料(1時間1,500円、1日10,000円)が必要。
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