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心と体をリフレッシュ♪美活塾「乾燥ダメージに何が効く? 肌も髪も保湿にこだわる!」
寒さ厳しい2月…気になるのが肌や髪の乾燥です。
春を心地よく迎えるためにも、うるおいに有効な成分と効果的なケアを再確認しましょう。
あなたに合うのはどれ? 乾燥ケアに大切な7つの成分
カサカサ・ピリピリの乾燥肌は、セラミドなどに代表される細胞間脂質、NMF(天然保湿因子)、皮脂の3つの成分が不足した状態。化粧品選びは次の成分をキーワードにしてみて。
セラミド
細胞間脂質の一つで、皮膚の細胞同士をつないでうるおいを閉じ込める。
減少すると肌内部の水分が蒸発し、乾燥につながる。
バリア機能を高める成分でもあるので、減少すると敏感肌にかたむくことも。
アミノ酸
肌のバリア機能を保つNMFの一つで、さまざまな成分がある。
コラーゲンを構成するグリシン、グリシンを構成し水分量を保つセリン、肌の代謝促進効果でエイジングケアも期待できるアルギニンなどが肌に有効といわれる。
グリセリン
昔から愛用されてきた保湿剤。皮膚成分の一つで、スキンケア商品にも多く使われているので、お使いの化粧品にも含まれているかも。肌にしっとりとしたうるおいを与える効果がある。
スクワラン
皮脂膜を作るのに必要な成分で、紫外線や大気中の汚れなどから肌を守る役割を持つといわれる。
肌にもともとある成分のため肌なじみがよく、敏感肌の人にもおすすめ。
ヒアルロン酸
細胞間に水分を与えたり、クッションになったりする役割があるが、30代から減少傾向に。
肌のシワやシミ、たるみ改善にも効果が期待できるので、年齢肌が気になる人にも◎。
コラーゲン
タンパク質の一つで、肌や筋肉、骨を作る大切な成分であるほか、水分を蓄える性質を持つため、肌の弾力やハリ感にも関わる。
美肌キープに欠かせない成分だが加齢と共に減少するものの一つ。
エラスチン
繊維状のタンパク質の一つで、肌表面に水分を蓄える。
伸縮する性質があり、コラーゲン同士をつなぎ合わせる役割も。
肌のハリや弾力をサポートしているが、40代を過ぎると加速度的に減少する。
避けたい成分
肌に負担が強いアルコール、パラベン、鉱物油などはNG。
ビタミンC誘導体は皮脂分泌を抑える働きが乾燥をまねくことも。肌がうるおった状態でないと効果も出にくいので要注意。
また肌に優しそうな「オーガニック」「無添加」の表現は、コスメにおいて現在統一基準や定義がない状態。
語感にまどわされず、自分に合うかで選びましょう。
化粧品のプロにズバリ聞きます!
粉を吹くほど乾燥しています!
化粧水・美容液・乳液のどれが一番大事?
化粧水だけでは力不足な状態かも…見直したいのは美容液。荒れた肌には成分が入りにくいので、保湿に強い美容液や、化粧水前の導入美容液などで肌力を回復させて。
クリームも有効。べたつきが気になるときは、たっぷり塗布してから蒸しタオルで軽くオフするのも手。
唇は保湿効果の高いリップクリームを塗り、ラップでパックするといいですよ♪
髪も保湿したい!
効果のあるヘアケアとは?
地肌に優しいアミノ酸や、髪の原料を補うタンパク質がヘアケア剤に含まれるものがいいでしょう。
ホホバやアルガンなどオイルが配合されたもの、海洋深層水や海藻などミネラル分が豊富なものもおすすめ。
ドライ・スタイリングは…
乾燥や摩擦から髪を守り、補修効果のあるローションなどをドライヤー前の髪へ。
乾かす風の向きや手の動きは、キューティクルにそうよう“上から下へ”。
トップなどボリュームを出したい部分は、最後に根元へ温風を当ててふくらませると◎。