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【WEB限定連載】cafe Brownieの休日ランチ、ときどきスイーツ。 vol.3 <春野菜のマリネ&デリ>

松江市上乃木にある人気カフェ「cafe Brownie(カフェブラウニー)」で料理をふるまう
食いしん坊姉妹がこっそり教える「家族と食べたいちょっとオシャレな休日ランチ・休日スイーツ」。

毎日のおうちメニューをちょっとアップデートしてくれるコツを伝授。
特別な調理器具やテクニックがなくともほんの少しの手順で失敗しない方法を教えちゃいます。

「やってみよっかな」や「また作りたくなる」を応援するお気楽レシピ。
いつもの料理が「お店っぽい」に変わる秘密や、カフェのメニューのレシピも大公開!?

 

 

3月は<春野菜のマリネ&デリ>

お別れや旅立ちに大勢で食卓を囲む機会も増えましたね。
そんなとき、メインを引き立てる「あとちょっと」があればより華やかな食卓に。
準備に忙しいタイミングでも、簡単にできる作り置きで「時短」とちょっとの「自慢」がかないます。

春においしい野菜を使った、マリネや作り置きできるデリ(総菜)のコツをご紹介。
気軽に作ってほしいから、味付け調味料の量はお好みで!

 

★ブロッコリーとエビのマリネ★

春野菜の代表格・ブロッコリーの鮮やかな緑と、ピンクのエビが見た目にも華やか。

丁寧に下ごしらえして、極上の食感と風味を味わいましょう♪

 

【作り方】

ブロッコリーは小房に分けてから、水を張ったボウルに入れて良く洗う。
ボウルからすくい上げるようにして取り出し、沸騰したお湯に塩を入れ、少し硬めにゆでてざるに上げ、広げて冷ます。

【POINT】これを「生上げ(きあげ)」と言って、風味を残しながら、水っぽくなるのを防ぎます。

エビは生を殻むきしても、冷凍でもOK。

冷凍のむきエビを解凍するときには、塩水(水に対し塩が3%程度…500mlの水に大さじ1の塩を溶かす)に浸けて解凍すると◎。

【POINT】塩水解凍することでエビの旨みが流れ出るのを防ぎます。

鍋にエビが浸る程度のお湯を沸かす。
スプーン1杯程度のお酒(日本酒やワインなど)と塩一つまみ、あればレモンやパセリ、ニンジンの皮などを入れて沸騰させ、キッチンペーパーで水気を取ったエビをゆでる。
グラグラと沸騰しない火加減で3分程度加熱し、火を止めたら10分程度そのまま冷まして余熱で火を通す。
粗熱が取れたらOK。

【POINT】エビを取り出して容器に入れ、粗熱が取れたゆで汁でひたひたにして冷蔵しておくと、プリプリの状態で2~3日程度保存できます!

 

定番のマヨネーズや、あっさりと食べたい場合はオリーブオイルと塩コショウ…などお好みの調味料で和える。

【POINT】アクセントに、ゆで卵やオリーブなどもよく合いますし、コーンなど入れてもいいですね。

 

★カリフラワーのカレーマリネ★

ゆでて白い色を活かすことが多いですが、スパイシーなカレードレッシングで和えることで新しいおいしさを発見できます。

1週間程度保存できるので、彩りやお弁当にも。

【作り方】

カリフラワーをゆでて生上げする(やり方は前レシピを参照)。

フライパンにクミンとオリーブオイルを入れて弱火にかけ、香りが立つまで加熱する。

【POINT】オイル×加熱でスパイスの香りと色を引き出します。

 

さらにカレー粉を加えてなじませたら、リンゴ酢を加えてドレッシングが完成。

ドレッシングをボウルに入れ、ゆでて生上げしたカリフラワーを加えて混ぜ合わせ、塩コショウで味を調える。

★つぼみ菜のガーリックソテー★

春先に見かけることが多くなった比較的新しい野菜で、からし菜の変種と言われ、コリコリとした食感で程よい辛みが特徴です。

実はカカオに含まれていることで知られるGABA(ギャバ)を含むことから、アスリートからもストレス対策食材として注目されています。

油との相性が良いのでニンニク(扱いやすいのでニンニクがおすすめ)とベーコンでさっとソテーに。

【作り方】

一口大に切り分けたつぼみ菜と短冊程度に切ったベーコン、ニンニク(スライスやすりおろしなどお好みで)を好みのオイルで炒め合わせるだけ。

パスタの具材としてもぴったりです。

 

★いぶりがっこポテトサラダ★

「いぶりがっこ」は秋田の代表的な漬物で、独特の燻製の香りで広く全国に知られる存在となり、スーパーでも気軽に購入できるようになりました。

少量でもその食感と香りは特徴的で、クリームチーズなどの乳製品との相性も良いです。

今回は、食材数は少なめですが、クセになる味わいをご紹介!

【作り方】

じゃがいもはよく洗って半分に、小さいものはそのままゆでる。

温かいうちに皮をむいて木べらなどでつぶす。

 

ボウルにクリームチーズとマヨネーズ、刻んだいぶりがっこを入れ、よく混ぜてからじゃがいもとあえ、塩コショウで味を調える。

盛り付けてから、フライドオニオン(市販品)や黒コショウをトッピングすると◎。

【POINT】
キュウリや玉ねぎを加えていないので水っぽくなりません。

パンにはさんでホットサンドにも(写真)、また温めてオムレツの具材にしてもおいしいですよ。

タイトル写真では、リング型に入れておしゃれに盛り付けています。
ごちそう風に、さらに温泉卵をのせても。
 

★あすっこのじーまみマヨ和え★

「あすっこ」は島根県のオリジナル野菜で、小さなブロッコリーのような花蕾(からい)はもちろん、茎も葉もすべて食べることができます。

柔らかくビタミンCも多いので、紫外線が気になってくるこの季節から積極的に摂りたい食材ですね。

今回はさらなる栄養アップを目指して、先日訪れた沖縄のじーまみ(ピーナッツ)からヒントをもらって作りました。

【作り方】

沸騰したお湯でさっと塩ゆで(ゆで汁は捨てないで!)にしたあすっこを水に取り、しっかり絞って3㎝程度に切る。

ゆで汁に千切りにしたニンジンを入れてさっと加熱し、冷まして水気をよく取る。

フードプロセッサーなどでピーナッツをつぶしてペースト状にし、めんつゆ、マヨネーズを加えてソースを作り、野菜とあえる。

【POINT】おうちで使いきれなかったピーナッツバターがあればそちらでも。ペースト・粒入りどちらもOKです。

 

★ゆで卵のススメ★

なんてことないゆで卵ですが、まとめて作っておくと意外と重宝します。

写真は【冷蔵庫から出したてのM玉を沸騰したお湯で、グラグラしない中火で7分30秒加熱】したものです。

お湯は卵の頭がしっかり隠れるくらいに、タイマーでしっかり計ったら、水にとって冷やします。
 

これで切っても黄身が流れ出ない&白身はふわふわ、カフェブラウニー推奨!の「いつものゆで卵」になります。

タルタルソースやたまごサンドも思いたったらすぐできますし、小腹がすいた時のおやつにも。

自分のお好みのゆで加減がいつもできるとうれしいですよ。

 

私たちの愛用品 「盆ざる&キャベピィMAX」


◇盆ざる◇

 

ボウル型のざるに比べて、少しなじみがないかも知れませんが、手に取るとその使い勝手の良さに手放せなくなりました!

まずはその水切れの良さ。
ブロッコリーなど、茹で上げた後の水分を切りながら「広げて」冷ますことができて水っぽくなりません。

⁡冷たい麺もこのざるごとお皿にのせればそのまま食卓にも。

魚や油揚げの湯通しもらくらく、手持ちの皿と合わせて揚げ物の油切りにも使えるのでお弁当など作る時にも重宝してます。

しっかりしたステンレスで作られていて持ちやすく、台所洗剤でゴシゴシキレイに洗えて、吊り下げておけるので衛生的に使えます。
新潟の燕三条市で作られていると聞けばキッチン道具好きには納得の品質です。


◇キャベピィMAX◇

ただの幅広ピーラーと侮るなかれ!

切れ味バツグンで美しくておいしい千切りが今までの倍速で出来ちゃいます。

さすがキャベツの千切りのためのピーラー、専用とうたうだけのことはあります。

これから春キャベツなどおいしくなります。
たっぷり作って楽しみたいですね♪



◆どちらもカフェでご購入いただけます!◆

cafe Brownie(カフェブラウニー) 

地元松江で生まれ育ち、栄養士の知識を活かしながら独学で製菓・飲食業に従事してきた店主・石倉暁子さんが営むカフェ。
実妹さんとの共通項である「おいしい」を軸に、飽きることなく食べたくなるメニューが並ぶ。

「あなたの笑顔がみたいから」
を理念に、来店客はもちろん、珠玉の食材を届けてくれる生産者や、支えてくれる人たちの顔を思い浮かべ、キッチンに立つ日々を送っている。
一人でもふらりと気軽に立ち寄れ、フッと肩の力をぬいてリラックスできる雰囲気を大切に、メニューは国産小麦や有機砂糖など良質な食材で自分のカラダにも優しい味わいに仕上げる。
バンズから自家製という、看板商品のハンバーガーは見た目のボリューム感から想像できない軽やかな味わい!

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