読みもの

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【WEB限定連載】cafe Brownieの休日ランチ、ときどきスイーツ。 vol.4 <チキンサンドイッチ>

松江市上乃木にある人気カフェ「cafe Brownie(カフェブラウニー)」で料理をふるまう
食いしん坊姉妹がこっそり教える「家族と食べたいちょっとオシャレな休日ランチ・休日スイーツ」。

毎日のおうちメニューをちょっとアップデートしてくれるコツを伝授。
特別な調理器具やテクニックがなくともほんの少しの手順で失敗しない方法を教えちゃいます。

「やってみよっかな」や「また作りたくなる」を応援するお気楽レシピ。
いつもの料理が「お店っぽい」に変わる秘密や、カフェのメニューのレシピも大公開!?

 

 

4月は<チキンサンドイッチ>

今年の花見はいかがでしたか? 桜に続いて次々と花が咲き誇る気持ちの良い季節になってきましたね。

そんな青空の下で食べる食事は格別です。

あれもこれもと作らなくても、おいしいサンドイッチとドリンクがあれば、どこでもピクニックに早変わり♪

ちょっとの手間で、時間がたってもおいしい秘訣をお教えしちゃいます。

 

差のつくサンドイッチのための野菜の下ごしらえ

★レタスの下ごしらえ★


リーフレタスなどの葉物野菜は根元に土がついていることがあるので、一枚ずつはがして洗います。
その際おすすめなのが「50℃洗い」
ご存じの方も多いかと思いますが、おさらいを。

1.あらかじめ葉の傷んだ部分などを取り除いておく。

2.大きなボールなどに50℃のお湯を用意する。熱すぎないように手で触れるくらいの温度が適当。
そこへ野菜を完全に浸す。上下を返したりしながら優しく取り扱うこと!

3.数分浸したら水ですすぎ、しっかりと温度を下げる。
温かいままだと傷みやすくなるので注意!

4.サラダスピナーやキッチンペーパーなどでしっかりと水を切る。

 

【シャキッと復活! 50℃洗いの効果】

微生物や細菌を除去する効果があるので、そのまま保存するよりもおいしくすることができます。

また熱にさらすことで、葉の表面にある小さな気孔(きこう)と呼ばれる穴から水分が取り込まれ、みずみずしさが復活します。

 

★作り置きOK! ニンジンラぺ(ニンジン一本分)★


1.千切りにしたニンジンに塩をふりなじませて10分くらい置く。
ニンジン1本につき塩一つまみが目安。

2.水気をしぼって、リンゴ酢大さじ1、昆布茶1つまみであえてでき上がり。
リンゴ酢には甘みがあるので、穀物酢などそれ以外の酢を使う場合はお好みで砂糖を加える。

 

【ARRANGE】
レーズンやローストしたクルミを入れてもおいしいです。
そのままで彩りに、サラダに足すのもおすすめ。

 

サンドイッチにぴったり! おいしい鶏ハム


余分な水分と一緒にくさみも抜き、低温でじっくり火を入れた鶏ハムは絶品です!

時短料理にアレンジ可能な基本の作り方をご紹介。

 


【材料】(作りやすい分量)

鶏むね肉・・・2枚
塩・・・小さじ2 (できれば天然塩)
砂糖・・・小さじ2

 


1.鶏むね肉は余分な脂を取り除き、全体をフォークで刺して、表面の水気をキッチンペーパーで取り除いておく。

2.塩と砂糖を混ぜたものを表面にすりこみ、そのまま半日から一日冷蔵庫に入れる。
長く置くほどしっかりと硬い食感になるので、お好みで。

 

【POINT】
塩は味付け余分な水分を抜くためで、砂糖は鶏肉の旨みや水分を保持させ、しっとりとした仕上がりを目指すために使います。

 

 

3.鶏肉がしっかりと入る大きさの鍋に水を張る。
塩漬けした鶏肉は保存している間に出た水分をふき取り耐熱性のビニール袋に入れ、口を開けたまま静かに水の中に漬ける。
水圧で中の空気を抜くようにしてしっかりと口を縛る。

 


4.水の中に鶏肉を入れた状態で中火にかけ沸騰するまで加熱する。
【POINT】
グラグラしないように注意。鍋のふちでお湯がユラユラする火加減で、ゆっくり加熱していきます。
 

5.その状態から弱火にして5分程度加熱し、ふたをして火を止め、粗熱が取れるまでそのまま冷ませばできあがり。

 

【ARRANGE】
2で鶏肉を寝かせるときに、柚子胡椒やカレー粉などを入れてもいいですね。

加熱後は、袋の口を開けなければ5日くらい保存できます。
そのまま冷麺のトッピングやバンバンジーにするのはもちろん、衣をつけて揚げればとり天やクリスピーチキン風にもなります。
加熱済みなので時短にも♪ 

 

鶏ハムのチキンサンドイッチ

お店で出しているものと同じ工程です! ぜひぜひ“おうちサンド”を楽しんで下さいね。

 


【作り方】

1.サンド用のパンを二枚重ねてトースターで焼く。

 


【POINT】
重ねることで、外はカリカリ、中はふっくらに仕上がります。

 

2.パンの両内側にマヨネーズをぬり、塩コショウをする。


3.レタスの水気をしっかりと切ってパンに並べ、お好みの厚さに切ったチキンを重ねるように並べ、ラぺを置く。
上からもう一枚のパンを重ねればでき上がり。

 

【POINT】
香りを楽しみたい人は、マヨネーズと一緒にからしやマスタードをぬります。
トマトやたまごをはさんだり、お好みの具材をサンドしてくださいね。

 

私の愛用品 袋のラップ「アイラップ」


実は、いつも家にあった定番品として「食品を入れる袋」としての認識しかなかったのですが、そのころの自分に教えてあげたい!!
今やストックが少なくなると不安になるくらいの必需品となりました。

除湿性・密封性があり、カットした野菜や果物もできるだけ空気を抜いて袋を閉じると、ほかの袋より長持ちすることはもちろん、大きな違いは温度変化に対するバツグンの強さなのです。
 

耐熱(約120℃)・耐冷(約-30℃)という、温度差150℃の変化にも対応できるということ。
冷凍庫から電子レンジにかけるということもできる、タフなやつなのです。

なので、鶏ハムなどはお手のもの。
以前はラップを二重に巻いてしっかり止めて…とやっていたのですが、どうしても中に水が入ってきてしまっていたストレスが全くなくなり、保存性も高まりました。
 

お肉だけでなく、旬に出回る野菜も少しの塩と塩昆布などを入れて袋の口を縛ってモミモミするだけで簡単浅漬けのでき上がり。
失敗なく保存食が作れることは、材料も無駄にならず、レシピも増え、毎日の食卓やお弁当も彩り豊かに、味わい豊かになっていいことずくめなのです。

ぜひぜひチャレンジしてみてくださいね。

 

cafe Brownie(カフェブラウニー) 

地元松江で生まれ育ち、栄養士の知識を活かしながら独学で製菓・飲食業に従事してきた店主・石倉暁子さんが営むカフェ。
実妹さんとの共通項である「おいしい」を軸に、飽きることなく食べたくなるメニューが並ぶ。

「あなたの笑顔がみたいから」
を理念に、来店客はもちろん、珠玉の食材を届けてくれる生産者や、支えてくれる人たちの顔を思い浮かべ、キッチンに立つ日々を送っている。
一人でもふらりと気軽に立ち寄れ、フッと肩の力をぬいてリラックスできる雰囲気を大切に、メニューは国産小麦や有機砂糖など良質な食材で自分のカラダにも優しい味わいに仕上げる。
バンズから自家製という、看板商品のハンバーガーは見た目のボリューム感から想像できない軽やかな味わい!

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