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あそびばキッチン♪ 今どきの和スイーツ・おはぎ
「おはぎ」というと、「昔の素朴なおやつ」というイメージがありますね。ですが、今はさまざまなおはぎが売られていて、都市部では専門店もあるほど人気となっています。あんこやきな粉もおいしいですが、ちょっとアレンジしておしゃれなおはぎを作ってみませんか。
白あんのおはぎ
白あんに季節の食材で風味や香りをつけ、おはぎを作ります。
通常のおはぎよりも、やや小ぶりのお饅頭(まんじゅう)くらいのサイズにすると見た目もかわいらしく食べやすいです。
桜あん
桜の塩漬け10グラムは、額や茎などを外して花びらのみを水につけ、塩抜きする。花びらの水気をふき取り、細かく刻んで白あん100グラムに混ぜる(茎や額も一緒に塩抜きし、花びらと一緒にみじん切りにしてもOK)。
市販の白あんには生タイプと粉末状(無糖)のさらしあんがあります。
生あんは甘みが強いのですが、中に食材を混ぜることでちょうど良い甘みになります。さらしあんの場合は、水とお砂糖を加えて加熱してから使います。生あんをメインに使い、甘さと軟らかさの調整でさらしあんを混ぜてもいいです。
ご飯のアレンジ法
通常はうるち米ともち米をお好みの割合で混ぜ、おはぎ用のご飯を炊きますが、もち米に雑穀を少量加えたり、お芋を加えて炊くと一味ちがったおはぎが出来ます。鳥取県の郷土料理の「いもぼた」は、もち米と一緒にさつま芋を炊飯して作りますね。さつま芋の他、じゃが芋・里芋などの芋類を入れることで、のどごし・口当たり良く食べやすくなります。
お助けメモ
もち米がない場合は、うるち米と市販の切り餅で代用できます。
作り方
うるち米(1合)をといで釜に入れ、水は1合分よりやや少なめに入れる。切り餅を1個のせて炊飯し、炊き上がったら麺棒などで、米と餅とを一体化させるようにつく。
管理栄養士 佐々木久美
<山陰中央新報文化センター講師・日本体育協会公認スポーツ栄養士>