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WEBでも教えて!青山せんせい 脱「D」言葉!春こそポジティブ思考で 編

りびえーる本紙で掲載するたびに大きな反響がある、子育て応援企画「教えて!青山せんせい」のWEB版。

就学前から10代後半までの子どもたちを持つ親&祖父母へ向けて、毎回さまざまなテーマをお届け。どの世代へ向けたお話も、どこかで必ずあなたのお子さん・お孫さんにつながるのが不思議です。

子どもも親も祖父母も幸せになる…子育てを楽しんじゃうヒントを、この連載で見つけてください!

脱「D」言葉!春こそポジティブ思考で 編

新年度、新学期…新しい生活に子も親も毎日お疲れさまです。

疲れがたまって、イライラしてうまくいかない…子どもやパートナーに当たって後悔する、マイナス感情のループに振り回されていませんか?

今回は、ネガティブ思考に自分で気づくヒントと、そこから脱却する「おまじないワード」についてのお話です。

 

それでは今回も…教えて!青山せんせい!

 

ネガティブ思考からくる「Dの言葉」って?

新年度始まって ひと月たちます。
皆さんはいかがお過ごしですか?

新しい生活が始まるのは大人だけではなく子どもも同じです。

 

新しい環境 新しい人間関係

 

「新しい」という言葉をポジティブに感じる人もいる反面、ネガティブに感じる人もいるはずです。
そういえば人は、ポジティブよりもネガティブにとらえる方がデフォルトらしいですよ。

だから、意識しないと思考はネガティブになりがち

ネガティブな時ってどういう言動をしがちになるかというと…

●「Dの言葉」を使いだします
●イライラしはじめます
●誰か(家族)に当たります
●猛烈反省をします

 

「Dの言葉」って何だろうって思いませんか?
 

「でも」「だって」「どうせ」「できない」「だめ」
 

の5つです。

この言葉の口癖が多い人は、ネガティブな方に意識が向かっていると思ってもいいぐらい。
ちなみに私のところに相談に来られる方のほとんどが、この言葉を多く使っています。

さらに大抵、

イライラする自分が嫌だ
イライラする自分が止まらない
イライラする・・・のをやめたい

と思っている「けど」… と、なんだか悶々(もんもん)としています。

そして、家族に当たります。

 

配偶者だったり、子どもだったり、怒りの感情は弱い方に流れ、流れた感情は水のように溜まります。
皆さんが吐き出す感情はどこに投げられるのでしょうか。
そこはどこですか?

 

感情は低いところにたまる

 

概念に近い表現にはなりますが、ちょっと覚えておいて下さい。

 

ポジティブなイメージで「D」を脱却!

感情を爆発させたり、イライラした衝動で身体的に暴力をふるったとします。
そうすると後からこう思いませんか?

 

「またやってしまった」
「いつもイライラが止まらない」
「もうやめたいと思っているのにどうしてできないんだろう」

 

そう思って、子どもの寝顔を見て謝ってみたり、逆に怒る自分を正当化し、自分は悪くないと主張してさらに喧嘩になったり。
こうして後悔と自己嫌悪に苛(さいな)まれてしまいます。

とどめが「わたしは『ダメ』だ」です。

なんでもダメをくっつける。

わたしは『ダメ』だ。

これみんな好きです。大好きです。
でも、何でもかんでも、事実に事実ではないことをくっつけて、自己評価をしていませんか?

わたしは『ダメ』だ、なんて…
へんなの! そんなことないのにね。

 

春は変化に富んで、疲れがともなう季節。

「でも」「だって」「どうせ」…これがふと出てきたら、自分にすねてるな、と思って、あえて言葉を変えてみてください。

もし、お子さんがもしこんなことを言い出したら、ポジティブな声かけをしてあげましょう。

親も子も、そういう言葉を使いそうになったら、ポジティブなことを想像して、自分や子どもに言ってあげてください。

 

「わたしは大丈夫」

「〇〇(お子さんの名前)は大丈夫」

 

「しあわせなおかあさん塾」青山節美さん(松江市)

 親学ファシリテーターとして4,000人以上のお母さんたちと接する中で、「親が変われば子どもの未来は変わる」を理念に2018年同塾を開講、講座動員数は現在延べ1万人以上。

 登録者数3.28万人(2024年4月末現在)を数えるYouTubeチャンネル未来へつながるしあわせな子育て塾でも迷える親たちへ具体的なヒントとエールを送り続けている。

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