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心と体をリフレッシュ♪美活塾「美しい髪のために! “ヘアサイクル”を知ろう」

紫外線が気になる季節…肌と同じように、毎日の健康状態や生活環境によって髪も変化します。
元気な髪を育むために、基礎知識やケアの方法をおさらいしましょう!

決め手はヘアサイクル

髪が伸びて抜け落ちるまでをヘアサイクルといい、諸説ありますが男性は2~5年、女性は3~6年周期といわれます。これを乱れさせないことが、継続的に美しい髪をキープする秘訣(ひけつ)。

健康な人で1日約0.3㍉、1カ月で約1㌢、1年で約15㌢ほど伸びるとされる髪ですが、生み出す毛根の元気を保つには、頭皮マッサージや栄養バランスの取れた食事だけでなく、ストレス解消や十分な睡眠など内面の改善も必要です。

●成長期…3~6年
髪を生み出す毛母細胞が活発に分裂して成長し続ける時期

●退行期…2~3週間
分裂スピードが低下し、毛根が徐々に頭皮の浅い部分へ移動

●休止期…2~3カ月
成長が止まり、脱毛に向かう時期

●脱毛・新生期
脱毛後、新しい髪を生み出し始める時期

★これらを周期的に繰り返します★
 

髪の傷みはなぜ起こる? 

 健康な髪は、ウロコ状のキューティクルが等間隔に並んで、鏡のように光を反射させてツヤを出しています。

そのため、紫外線などによる乾燥、乱暴なブラッシングなどでキューティクルがめくれると、髪内部のタンパク質が流れ出て水分量も低下し、一層のパサつきや乾燥、さらには枝毛・切れ毛なども起こりやすくなります。
 

白髪になるのはなぜ?

髪に色を付けているメラニン色素が毛根の色素細胞(メラノサイト)から作られなくなることで、白く見えるようになった状態。

髪の毛を黒くするチロシンの原料となるのはタンパク質なので、肉や魚、大豆で積極的にとりましょう。

また海藻などに含まれる髪の健康に欠かせない栄養素・ヨードも◎。

ただ、一度白髪になると元の状態に戻りにくいこともあり、健康なヘアサイクルをくずさないことが一番大事です


 

夏に多い髪ダメージ

汗やムレによる頭皮のダメージ

 頭皮は汗腺や皮脂腺が最も多い場所。

洗髪前の“予洗い”をしっかりした上で、頭皮に優しいアミノ酸系洗浄成分のシャンプーなどをしっかり泡立てて、髪同士をこすり合わせないように優しくマッサージ洗いします。

 シャンプー後は頭皮をしっかり乾かせば臭い予防効果もアップ

ドライヤー前のローションなどのケア剤はツヤを守る意味でも効果的です。最後は冷風で引き締めると◎。

紫外線による髪自体のダメージ

「つやがなくなりパサパサに」「ヘアカラーが色あせる」は、髪も肌と同じように日焼けするため。

日中はブラッシングの摩擦、冷房の乾燥などから髪を守る意味でも、UV対策効果のあるローションやオイルなどのケア剤をつけておくのもおすすめ。

加えて帽子や日傘を使って紫外線をブロック!

日差しを浴びた後はトリートメントでしっかりケアを。

塗布したあとスチームタオルなどで頭全体をおおい、しばらく置くとしっかり成分が入ります。

 

教えていただいたのは

Dr.フィルエステinホープ

店長 若杉ひとみ さん 

化粧品販売を基軸に、美容に携わり45年のキャリア。取り扱いは先進技術が生み出す革新的な化粧品で人気の「コーセー」ブランドが中心。肌悩みからヘアケア、痩身まで全身の美しさをサポート、豊富な知識と経験に顧客の信頼も厚い。

 

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