

読みもの
ばんだい先生家計アドバイス case.73<娘夫婦が家を建てるそうです!>

☆ばんだい先生 家計アドバイス☆
あなたのお宅の家計はいかがですか?
ファイナンシャルプランナー(FP)の上級資格を持つばんだい先生が、家計改善や資産形成のポイントをアドバイスします。
Q :娘夫婦が家を建てるそうです。口出ししない方が良いとは思いますが、話を聞くとこんなにお金を掛けて本当に大丈夫なのか、年金生活の私たちを頼られても困るので本当に心配です。
娘さんの家族構成
娘さん(31歳・会社員)、夫(33歳・会社員)、子ども2人。現在は松江市内にアパート暮らしで、夢のマイホームに向かって親の支援を期待している様子。
A :
長年家づくりの相談を受けていますが、お子さまの家づくりでも、近年は親御さまであったり、あるいは親子一緒に来社されたりすることも決して珍しくありません。私も親の年代ですので心配なお気持ちはよく分かります。さて、家の予算の出し方は4つあります。初期のレベルから順にその問題点と一緒に記載しますので親子で振り返ってみてください。
レベル1. 欲しい家の総額
最初に思いつく予算の考え方は、「こんな家が欲しいけど、どれくらい掛かるの?」という総額です。一方、出せる金額は2,500万円くらいだけど、見積書は3,500万円だったなんていう実態にがくぜんとしたりします。この段階は、全ての数字に根拠がなく、そもそも自分たちがどれだけ負担できるのかも把握していません。
レベル2. 銀行の住宅ローン貸出額
ローンが付かなければ工事契約に至りませんので、これは建築業界側の事情による考え方です。この段階では図面と見積もりが根拠となりますが、「そんなに掛かるのですか?」と驚くと同時に、「そんなに借りて大丈夫?」という不安が芽生えます。これに対して「繰り上げ返済したら大丈夫ですよ」なんて根拠のない説得をされたりします。
レベル3. 本に記載の予算の出し方
世間には難しい本がたくさんありますが要約すると簡単です。お金の出所は、住宅ローン借入額・自己資金・贈与の3つしかないのでこれを計算して総額を出す方法です。この場合、住宅ローン借入額は、毎月返済希望額から計算します。一方、この方法は人生の他の費用が考慮されていないので実は何の根拠もない方法です。
レベル4. 将来家計簿を作る
人生百歳までを見て、三大資金を同時に考えながら、今家づくりにどれくらい掛けても将来安泰かという視点で計算する方法です。家の予算の正しい唯一の計算方法で、弊社では70代で新築された方もいますが、この方法は全年代に通用します。答えが1個だけ出るのでスッキリしますが、個人によって答えは違います。その結果、意外に住宅予算は取れないことが分かります。計算で出る予算額は、通常、銀行の貸出額より小さくなります。ハウスメーカーでもこの方法を使う企業はありますが、大事な点は人生の出費には優先順位があること。例えれば家づくりは「余った資金で行う事業」なので決して家づくりを優先順位1位にはしないこと。
さて、このコーナーは家計アドバイスですが、生活費や保険の見直しは、家の設計やここで解説した予算をつかんでから、それを実現するために行います。前向きに生活費を見直すことができるようになります。
【アドバイス】
(1). 家の予算の出し方(計算方法)は、1つしかありません。
(2). 答えが1つだけ出ますのでスッキリし、「何となく不安」が消えます。
(3). 前向きに家計を見直すチャンスになります。
ばんだいこうじ
年間100件前後の家計・保険・老後設計・年金・資産運用の家計相談を実施。住宅に関しては、船井総研をはじめ全国各地で専門家に指導・講演を行う住宅業界のカリスマ。
松江にあるFP住宅相談所では家づくりが楽しくなるセミナーを開催し、累計300棟以上の家づくりを実際にサポート。
◆ばんだい先生に相談してみませんか
住宅資金や教育資金、老後の資金など、幅広く家計についての疑問や不安なことを、ばんだい先生に相談してみませんか。
無料で先生にお答えいただきます。
紙面では仮名とさせていただきます。
質問内容と住所・氏名・電話番号を下記へお送りください。
〒690-8668 松江市殿町383 りびえーる担当「家計アドバイス」係
WEB(http://www.myhome-meister.jp/)でも受け付けしています。
※希望者には面談にて詳細をお答えします。

おすすめ記事
