グルメ
ボリューム感に大満足なナポリタン<ゲッティータナカ @Kitchen Lab.ハミング店>米子
ボリューミーな王道ナポリタンと大山こむぎを使った生パスタが2大看板。
2.2㍉極太スパゲティで作る下町のナポリタン(並盛450㌘・800円)は、軟らかな麺に玉ねぎの甘みとベーコン・ウインナーのうまみが溶け込んだケチャップが絡み、満腹級の量もペロリ。
米子市の立林製麺所と開発した、麦の風味が強い生パスタは、豆乳ベースの軽い味わいが女性に人気の明太くり~むで堪能して。
ミートソースやペペロンチーノもぜひ!
おいしさにほれ込んだ、日本最古の国産パスタメーカー・ボルカノの2.2mmを使用。
箸で切れる柔らかさにゆでた麺を、通称「よく焼き」と称されるドライ気味な焼き加減で仕上げる。
「あえて凝ったことをせず、シンプルでそぼくな味わいを追求しました」というだけあって、玉ねぎなどの野菜の甘さ、ベーコンとウインナーのコクが溶け込んだケチャップ味に、ときおり出てくるマッシュルームはまさに王道ナポ。
並盛450gはほぼ2人前だが、「たっぷり食べる満足感を提供したい」とプレオープン当初300gだったものから、どうせなら…とさらに増量したという振り切りぶりだ。
ボルカノ太麺メニューはほかにヤングミート(ミートソース。ヤングは「学生」的な意味で、大盛メニューを強調する遊び心)、鉄板ナポリタン(450gのみ)があり、麺の量は大盛600g(1,050円)、特盛900g(1,300円)!!
明太くり~む(900円)は大山こむぎの生パスタを味わえる一皿。こちらは並盛240g900円で、大盛360g1,150円も。
立林製麺所と共同開発した麺はコシがあって歯ごたえが小気味よく、包丁切りなので角が立っているのが特徴。
「ラーメン系パスタ」を自称するだけあってビジュアルもそれっぽいが、実は生クリームを入れず豆乳で作るクリームは濃度のわりにあっさり。
やまやの明太子、青じそ・ノリのトッピングと相性抜群で、皿に添えられたにんにくペーストを絡ませながら食べれば味の変化に思わずうなる。
また、全メニューに付いてくるガーリックトーストスティックには、大山こむぎプロジェクトの草分け的存在・麦の屋の食パンを使用する。箸休め的にサクッといくもよし、ソースを残さずさらうもよし。
大山こむぎ生パスタのメニューは野菜畑のぺペロン(並盛240g800円)、ミート(並盛240g900円)の3種類。ちなみにミートは太麺のヤングミートのソースを生パスタでも味わえるように提供しているものなので、麺の味比べがおすすめだ。
ぺペロンとミートは大盛360g、特盛480gも設定あり。
「カウンターがあって気軽に入れて、おなか一杯スパゲティが食べられる店にしたかった」と代表の戸渡さん。
ナポリタン食べ放題イベント開催など、発想の柔軟さからも目が離せない。
一枚3万3000円のプレミアム会員カードを発行しており、来年3月末までの有効期間中何度でも、会員と同伴の1人までそれぞれメニューのスパゲティが1日1回無料、というユニークな取り組みも。
「麺でニッポンを熱狂させる!」のコンセプトどおり、これからも楽しい企画で度肝を抜いてくれそうだ。
ゲッティータナカ @Kitchen Lab.ハミング店
住所:米子市両三柳168 【MAP】
営業:11:30~16:00(L.O.15:30)
休み:火・水曜日
駐車場:あり(黄色いポールの5台分)
(記事は2022年6月26日現在)