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【米子市】<甘党本陣 秋月>じっくり炊き上げた自家製あんを堪能

小豆、白あん(各1個180円)、カスタード(230円)の大判焼き3種類をメインに、抹茶ドリンクや和スイーツが楽しめるスタンド。

こだわりは厳選した北海道・十勝産小豆を店内で4時間炊いて仕上げる自家製あん。

 

熱伝導のいい銅板でパリッと焼いた薄皮にたっぷり包まれ、一口で濃厚に立ち上る小豆の香りと、粒感が程よいしっとりした口当たりは感動のおいしさだ。

甘さがスッキリしていて何個でも食べられそう。

 

はみだした生地を丁寧に取り除きながら、7分ほどかけてまん丸に焼き上げていく。

なるべく待たせないよう見込み分を作りつつ、基本は注文の都度焼いてくれる。

店舗は手軽なテイクアウトフードのお店が充実する話題のスポットにあり、テーブルやイスも完備するので、焼きたてをその場で味わって!

 

市内の老舗・長田茶店の大山ブレンド抹茶をその場でたてる抹茶系ドリンクはラテ(600円)が人気。

抹茶のかき氷やアイスクリームもあるほか、かき氷はいちごミルク、もも、ぶどうといったフルーツ系もラインナップ。

ラテとかき氷はあずきや白玉などトッピングで楽しむのもおススメ。

 

店主は大の大判焼き好き。

米子で長く続いていた名店が数年前に閉店して以来、県内外いろいろな店で食べてみるもののどこか違うと感じ、「近くにまたおいしい大判焼きの店ができたらいいのにと思っていました」。

開業するとは夢にも思っていなかったが、幼いころからかわいがってくれた祖母が亡くなり、祖母との思い出の店でもあった“あの名店”の味を自分が目指そうと、サラリーマンを辞めて一念発起する。

「それまでは仕事も暮らしも安全な道を選んできましたが、思い切って本気で開店を志したとたん、店舗の物件を始めさまざまなことが実現に向けてつながっていきました」…引き寄せとはこういうことを言うのだろう。

 

生地とあんのバランスに試作を重ねた秋月の大判焼きは、理想の味を目指して今も毎日、味や焼き加減をブラッシュアップし続けている。

「シンプルなだけに、日によって出来上がりが違うのが難しい」というが、どこか楽しげ。

食べる人が一口で丸い笑顔になる甘味に、満ちた月のイメージがぴったりだ。

 

甘党本陣 秋月
住所:米子市皆生温泉3-2-7 メルカド皆生内 【MAP】
営業:10:00~18:00(あんがなくなり次第終了)
休み:不定休
駐車場:なし(近隣の有料駐車場などを利用)
問い合わせはInstagram「@shugetsu2025」DMへ

(記事は2025年6月29日現在)

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