グルメ

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赤大豆を使った滋味たっぷりのおやつ<mamenino(マメニノ)>出雲

食の安全や環境に興味を持ち、生産者が少なく幻と称される赤大豆に魅せられた母娘が作るマフィンやスコーン、キッシュが並ぶ。

白大豆より皮が薄く、ねっとりとした食感に濃厚な風味の赤大豆は、アントシアニンが豊富で栄養価が高い。

ペーストや甘煮にして使用しており、焼き菓子の表面はサクッと香ばしく、中はしっとりほろりで美味。

スコーン/プレーン350円、各種フレーバー380円

マフィン/各380円

 

スコーンは大豆の味わいにほっこりするプレーンを始め「塩チョコせん茶」といった甘系と、「トマトバジルみそ」などの塩系で6種類を作る。

一方のマフィンには有機豆乳マフィンと、生地自体に赤大豆を使った赤大豆マフィン(月曜日限定)があり、それぞれ毎日2種類用意、うち1つは総菜系を入れる。

いずれもボリュームがあり、栄養の面からもおやつ・食事どちらにもおすすめ。

ほかにも豆花(土曜日限定)などもあり、「体にいい」が飽きずにおいしく楽しめる。

キッシュ/500円

キッシュのクラスト(生地)は小麦だけのものよりザクザク感が際立つ。平飼いの卵と豆乳のアパレイユに、季節の野菜をたっぷり入れる。パクっとかじりついて食べるのが◎。

ユニークなコンセプトの「おやつ」を作り出すのは、由紀子さん(左)、佳乃さん(右)の堀内さん母娘。

「もともと添加物や農薬のことなど、食に関する意識が高かった母が、赤大豆に出会ったことがきっかけでした」と佳乃さん。

「ねっちりした食感で味も濃厚、しかも体にもいい。大豆は豆乳や豆腐をはじめ、みそなど発酵食品にもなり、汎用性が高い。体にいいものが、おいしく気軽に食べられたらいいなと思いました」と由紀子さんも振り返る。

赤大豆や小麦粉を始め、卵や酒かす、お茶など、食材は顔が見える地元の生産者のものを使う。健全な食材へのこだわりは、佳乃さんが大学時代に経験したカナダ留学で、環境問題や食の多様性に当たり前に配慮している社会を体感したことも大きい。

「“安心できる食”を考えることは、環境課題の改善にもつながります。mameninoのおやつが、そのきっかけになってくれたら」と仲良くほほ笑む二人。

 

豆由来のコクが生きた滋味あふれる味、小ぶりに見えてどっしりパワフル…試作を重ねた逸品からは、温かな気持ちがストレートに伝わる。

 

mamenino(まめにの)

住所:出雲市斐川町原鹿1086 【MAP】

電話:0853-77-2611

営業:11:30~18:00(完売次第終了)

休日:水・木曜日ほか不定休

駐車場:あり

IG: こちらから

 

(記事は2022年8月17日現在)

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