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神話の地に沖縄パーラー<Cocos Aburaya(ここす・あぶらや)>出雲

神話の地・出雲市大社町の稲佐の浜沿いに沖縄テイストのパーラーが2022年3月、オープンした。

「ソーキそば」としてお馴染みの沖縄の郷土料理・八重山そば(写真上、780円)は、プチプチと歯切れのいい独特の麺と、トロトロに煮込んだ軟骨ソーキ(豚のあばら肉)の食感が心地いい。麺は現地から仕入れる。沖縄では定番の島唐辛子や島コショウで味変を。

とろとろ「ソーキかつお出汁(だし)カレー」(750円)はソーキとカツオのうま味が溶け込み優しい味わい。

本業のかまぼこ屋の技を生かし、トビウオのうま味を感じられる「あごメンチカツバーガー」(420円)や、「あげタコ焼き」(500円)も小腹を満たすのにピッタリ。

神話の地と沖縄?

パーラーを開店した油屋蒲鉾(かまぼこ)社長の表森田さんの祖父は、沖縄・石垣島の出身。戦時中、航空兵として茨城県水戸市の飛行隊にいる頃、出雲市出身の祖母と知り合った。

「戦地から無事に帰ったら一緒になろう」。

無事に帰還を果たしたものの、沖縄は戦火に焼かれ帰る場所がない。

祖母の故郷・出雲で所帯を持った二人は、船大工や魚屋で生計を立てながら、1958(昭和34)年に蒲鉾店を開業した。

パーラーは沖縄では海の家のようななじみ深い存在。「祖父の思い出を少しでも残したかった」と表森田さん。

 

出迎えのシーサーが愛嬌を振りまく。

テラス席が中心で、海を見下ろす店舗2階部分と1階入り口脇横を合わせて15席、屋内のカウンターは5席。

店内には三線(さんしん)も。

 

 

 

天気のいい日にテラスに座ると、弁天島を望み、波を連れて寄せる風、水平線に沈む夕日。季節を感じることができる。

 

 

海は沖縄につながっている。

 

Cocos Aburaya(ここす・あぶらや)

住所:出雲市大社町杵築北2660-22

電話:0853-53-2324

営業/土・日・月曜日のみ営業

   11:30から日没まで

  ※12月1日から3月下旬まで冬季休業

駐車場:あり

IG:こちらから

 

 

(記事は2022年11月15日現在)

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