グルメ
優しくも豪快なホームメードのバーガー<バーガーハウスピコピコ>奥出雲
毎日でも食べられるバーガーをと目指した「お母さんが作るような味」で愛されて30余年。
和牛肉100%のふっくらパティに自家製トマトソースがよく合うしまね和牛バーガー(770円)が人気。
注目は土・日・祝日限定20個(平日要予約)と争奪必至のしまね和牛ステーキバーガーセット(スープ、サラダ、ポテト、コーヒー付き3500円、写真)。
A4~5ランクの和牛肉を2cm厚の迫力で挟んだ逸品。三井野原のリンゴを使ったソースでさっぱり味わえる。
こちらは定番人気のしまね和牛チーズバーガー(単品920円にポテト+ドリンクセット390円を追加)。
かぶりつけば、ふっくらジューシーな和牛パティ、パンチのきいた自家製トマトソース、まったりとクリーミーなタルタルソース、シャキシャキのレタスに、こんがりとろりなチーズがアクセントになって、思わず「最高か!」と声が出る。
しっかり野菜も入っているので、晩ごはんにもできそうだ。
しまね和牛バーガーや、合い挽き肉パティで作るピコピコバーガーをベースに、それぞれチーズ、スパイシー(ハラペーニョピクルス入り)、スパイシーチーズを展開。
フィッシュバーガーやエビカツバーガーもあるので、好みに合わせて。
栄養バランスも考えられたキッズバーガーセット(700円)や、季節限定ものもラインナップ。
4月下旬からは、楽しみにしている人も多いねぎ塩レモンチキンバーガーが登場する。
各種ピザやパスタ(写真は夏季限定、完熟トマトの冷製)などもあり、子どもから年配の人までどんな人が訪れても「これ食べたい!」に出合える。テイクアウトにも対応。
せっかくなので、オーナーの荒金勇吉さんが腕をふるうところを見せていただいた。
香ばしく焼き上げた和牛パティにチーズを山盛りにすれば、溶けだした部分が鉄板でカリカリに。
バンズは粉の配合まで細かく指定し雲南市掛谷町の「パン工房むくげ」に特注。
トマトソースにたっぷりのレタス、タルタルソースも添え、バンズで挟んで完成!
このトマトソースが、酸味とうま味、ほのかなハーブの風味で、ハッとする存在感。
最盛期に収穫した奥出雲産トマトを使って1年分を作り、小分けにして使うという創業時から変わらない味で、ピザにも使っているそうなので、ぜひじっくり味わってみてほしい。
ソースなど作れるものはほとんど自家製、大量に仕込むパティも一枚ずつ手作業だ。
妻の美由紀さんと二人三脚だったお店に、息子の望夢さんが加わりパワーアップ。
長く働いているというパートさんらも加わり、厨房は和気あいあいと、なんとも楽しげ。
「昔からハンバーガーが好きだったんですが、ファストフードは体によくない、ってイメージがあるでしょう。毎日でも食べられるハンバーガーを作ろうと思ったら、お母さんが家で作ってくれるようなハンバーグをはさんだものになりました」と荒金さん。
休日ともなると地元はもとより、観光客の“目的地”として1日300個出ることも。
中には帰省するたびに「これを食べなくちゃはじまらない」と立ち寄ってくれる、子どものころからの常連も少なくないそうで、心温まるエピソードにほっこり。
初めても「ただいま」も心温かく迎えてくれる味は、チームワークばつぐんの素敵な家族から生み出されている。
バーガーハウスピコピコ
住所:島根県奥出雲町横田1097 【MAP】
電話:0854-52-2578
営業:8:30~19:00
休み:火曜日ほか不定休
駐車場:あり
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(記事は2023年4月28日現在)