グルメ

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3代続く親しまれる大判焼<大判焼・たこ焼 きむら新月堂> 松江

昭和20(1945)年創業。松江の甘党たちに親しまれてきた店が2023年5月に復活した。3代目になる娘が店を切り盛りする。

看板メニューの大判焼は、ほんのりと甘くやわらかいカステラ風の生地に、つぶあんやカスタードクリームがたっぷり。北海道小豆の甘みを引き出しながら店独自のこだわり製法で作られたつぶあんは、小豆本来の甘みがしっかりと感じられる。

オリジナルオーダーのクリームで作られた大判焼は、生地にアーモンドがのっているのが目印。
つぶあん、クリームそれぞれ180円。一週間から前日の電話予約で、大口個数も受け付ける。

野菜がたっぷりと入っていて、ショウガの味がピリッと効いているたこ焼(8個入り500円)は、キャベツサラダも付いてヘルシー。
一個のサイズが大きく、ソースもたっぷりかかって食べ応え十分。

親子3代続くお店に歴史あり。そこで「きむら新月堂物語」をご紹介。

大阪の飲食店で長年働いていた祖父が、ふるさとである松江で店を持ちたいと昭和20(1945)年、西茶町に店を構えた。

その後、殿町、南田町と移転しながら営業は続き、南田町の頃は父(2代目)が中心となって母と切り盛りしていた。やがて厨房機器が老朽化し総入れ替えをしないといけない時期に。両親も高齢になっていたこともあって、店をたたむことを決意。2021年8月、70年以上の歴史にいったん幕を閉じた。

「それじゃー、私が!!」と一念発起したのが、両親の働く様子を目の当たりにしてきた娘さん。東朝日町に23年5月31日にお店を開店した。

地元に親しまれてきたきむら新月堂の歴史が、再び動き始めた。

大判焼・たこ焼 きむら新月堂

住所:松江市東朝日町83-13【MAP】
電話:090-3034-5339
営業:10:00~18:00
休み:火・土曜日(前日までの電話予約で、30個以上のみ受付可)
駐車場:周辺有料駐車場あり

 

(記事は2023年7月11日現在)

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