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【出雲市】<金絲雀(カナリア)>大人ゴコロをときめかせる街角のパン屋

大人がワクワクできるパン屋を目指し、2023年10月末に銀行の旧社屋をリノベーションしたビルに開店。

店主が好きだというカンパーニュ類はルヴァン酵母、店名を冠した食パンは長崎・五島列島生まれの椿酵母など、パンにより酵母や粉で風味と食感を変えて楽しませる。

写真奥2本は左から、バゲットカンパーニュ/400円、バゲット/350円。

写真手前は左から、パン・スイス/380円、クロワッサン/300円、ハチミツクリームチーズとクランベリー/380円、カンパーニュショコラ/600円、パンドカンパーニュ/900円。

カンパーニュやフランスパンの生地をさまざまに展開させたものが並び、ハード系パン好きならたまらないラインアップだが、クラスト(皮)が薄めなので年配の人にも食べやすいと評判。

朝食やランチに、お酒のアテにと、一日を通してさまざまなタイプのパンが焼きあがるため、時間をずらして行ってみるのも楽しい。

シンプルなクロワッサンや看板商品のひとつ・クレッセントは焼き上げごと(クロワッサンは7:00、9:00、11:00、14:00の4回。クレッセントは1日2〜3回)に完売する人気ぶりなので、絶対に手に入れたい!という場合は予約がベター。

 

オーソドックスな小麦粉・カメリアと椿酵母で作る、店舗名を冠した金絲雀食パン/700円。

トーストするとクラストはサクッと軽く、毎朝飽きずに食べられそう。

 

カヌレやスコーン、フィナンシェといった焼き菓子は手土産にも。

スコーンは袋入りのセット商品もあり便利。

 

ところで、「大人が楽しめる」とはどういうことだろう?

その答えの一つを、バゲットに見つけた。

同じ“バゲット”なのに、形が2種類あるのには訳がある。

「実は成型が違うんです。右側の方はオーソドックスな作りにしていますが、左のものは一般的には下にする生地の閉じ目を上にして、生地に余計な力を加えない作り。食感も異なります」

でも、あえてそうとは書いていない…食べた人が違いに気づいて、好みの方を選んでくれたら、と店主。

マニアックな「謎かけ」に、にやりとしてしまう。

 

「大人になると、ワクワクすることって減ってしまいますが、それではさびしい。

また、子どものころに大人が食べているものを少しもらって、自分も大人になったような気持ちを味わったことも。

ここではさまざまなパンを自由に選ぶ楽しさや、そのおいしさを知ってワクワクしてもらいたい」

焼きたての香りが誘うまま、トレイいっぱいに“ときめき”を選ぼう!

 

金絲雀(カナリア)
住所:出雲市今市町新町743-19 1階 【MAP】
電話:0853-27-9078
営業:7:00~17:00 ※商品がなくなり次第終了
休み:水・木曜日
駐車場:あり
Instagram  こちらから

 

(記事は2024年1月9日現在)

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