パンと焼き菓子の工場に直売ショップとカフェを併設し、昨年７月、足立美術館ほど近くにオープン。

カフェスペースからは、のどかな田園風景が一望できる。

11:00までのモーニングでは焼きたて食パンを使ったトーストメニュー、11:00～14:00のランチでは丼やオムライス、パスタなどが楽しめる。

お昼の一番人気は北海道・帯広の精肉店から直仕入れする、十勝幕別産の黒豚本ロースの豚丼（サラダ・スープ付き1,000円、写真。ドリンク付き+200円）。

肉質はきめ細やかで、脂身に甘みがあり、とにかく美味！　トッピングの白髪ネギがよく合う。

タレも現地から取り寄せており、本場の甘辛い味付けが厚切り肉とご飯に絡んで食欲を刺激する。

このほかランチでは、平日限定のオムライスや、明太子にボロネーゼといったパスタ、ハンバーグドリア（10食限定）などがラインナップ。

モーニングでは同店自慢のハードトースト食パンをシンプルに焼いたトースト（550円）や、アボカドディップとウインナーを挟んだホットサンド（750円）などが並ぶ。

中でも「パンのお供」として昨今人気のアーモンドバター発祥の店・姫路「カフェ・ド・ムッシュ」のものを惜しげなく塗ったアーモンドバタートースト（650円）がおすすめ！

いずれもコーヒー・サラダ・デザート付きなのもうれしい。

オールタイムで提供するスイーツにも注目。

名物の焼きドーナツや食パンで作るワッフルにクリームやフルーツをトッピングした映えなプレートほか、実力派パティシエ「M」さんの監修で作るケーキなどがスタンバイ。

写真のザッハトルテ（380円）は、どっしりとしたチョコ生地を上質なチョコレートでコーティングしたケーキ。

濃厚かつ上品な風味にうっとり♪

ショップには隣接の工場で焼きあがったばかりのパンやケーキ、スイーツが並ぶ（ケーキはイートイン可能）。

焼きドーナツはシンプルなもののほか、チョコで愛らしくデコレーションしたタイプもあり、手土産にも人気。

運営する社会福祉法人 真和會 櫻苑はもともとパン工場を持っていたものの、商品は移動販売が中心。

代表が長年作りたいと思っていたのが、それらを出来立てで提供する「お菓子の家のような店」だった。

東側に大きくあいた窓から見える田園の景色は、普段より開放的に見えるのが不思議だ。

テーブル席のほか、フローリングにじゅうたんを引いた座敷もあり、子ども連れに安心。

心躍る“お菓子の家”の明るく開放的なカフェは、ひととき非日常を味わわせてくれる。